【2025/11/20】GBP/CHF 相場分析|上昇構造継続中、次のMajor SHブレイクを狙うシナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略: 1時間足の上昇トレンドへの順張り(押し目買い)を狙い、1.0475〜1.0485 ゾーンからの反発ロングを計画。SLは 1.0455、TPは 1.0550

結果: 【 ノートレード(エントリーゾーン未到達) 】

11/19の最安値は 1.0488 であり、エントリーゾーンとして設定した 1.0475〜1.0485 に価格は到達しませんでした。したがって、この戦略はノートレードで終わりました。

ダウ理論と市場構造の観点から振り返ると、この結果は短期的な上昇構造の勢いが非常に強かったことを示しています。

  • 1時間足のラスト押し安値 1.0461 を背にした押し目買い戦略自体は正しかったものの、価格が深い押し目をつけずに上昇を続けたため、エントリーチャンスを逃しました。
  • 本来であれば、4時間足の旧ラスト戻り高値 1.0486 へのリテストを期待しましたが、1.0488 での反発は、この旧抵抗線が強力なサポートとして機能していること、また、買い勢力がこの水準を下回るのを許さなかったことを示唆しています。

本日は、この強い上昇構造を継続させるシナリオをメインとし、次のMajor Swing High (1.0534) のブレイクを狙う戦略を組み立てます。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索の結果)

  • 重要指標・金利動向: 2025年11月20日(水)に関しても、ポンド(GBP)およびスイスフラン(CHF)にとって今日一日の方向性を決定づけるような重要度の高い経済指標の発表予定は確認できませんでした。
  • 影響: 引き続き、テクニカル分析主体の相場展開が予想されます。ただし、昨日の強い買いの流れが継続しているため、欧州時間やNY時間での短期的な値動きの加速には警戒が必要です。特にキリの良い水準や流動性ゾーンでの値動きに注目します。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定 (4H): レンジ。旧下降トレンドのラスト戻り高値(1.0486)を明確に上抜いたことで、下降トレンドは終了。現在は安値 1.0446 と直近高値 1.0534 の間で高値切り上げ・安値切り下げのないレンジ相場として捉えます。
  • 重要スイング:
    • 直近Major SH: 1.0534 (2025-11-19 19:00)
    • 直近Major SL: 1.0446 (2025-11-18 11:00)
  • ラスト押し安値 / 戻り高値:
    • ラスト押し安値(上昇転換の基準): 1.0448 (11/17 11:00のMajor SL)
  • トレンドライン理論値:
    • 下降トレンドライン理論値: 1.0531 付近に位置(直近高値群を結んだライン。レジスタンスとして意識される可能性あり)
    • 上昇トレンドライン理論値: 1.0519 付近に位置
  • エリオット波動の現在地: 大きな下落後の修正波(調整B波または第4波) が進行中であり、その戻りが短期足で推進波の形を取っています。この修正波は、次のMajor SH 1.0534 をターゲットとする上昇の最終局面に差し掛かっている可能性があり、この水準をブレイクできるかが焦点となります。
  • 流動性ゾーン:
    • Buy Stops(流動性ゾーン上): 1.0549(直近Major SH 1.0534 の少し上、次の大きなターゲット)
    • Sell Stops(流動性ゾーン下): 1.0431(ラスト押し安値 1.0448 のさらに下)

4時間足で見ると、価格は下降トレンドライン理論値 1.0531 のすぐ下まで上昇しています。これは、昨日の強い勢いが継続し、レンジの上限である Major SH 1.0534 を試す動きが非常に濃厚であることを示唆しています。

1時間足では、ラスト押し安値 1.0486 を守りながら高値更新(HH/HL)が明確に継続しており、強力な上昇トレンドです。昨日はこの 1.0486 の少し上 1.0488 で反発しており、このラインのサポート転換が極めて信頼性が高いことが証明されました。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造: 15分足・5分足ともに、高値を更新し続ける BOS(Break of Structure) が明確に発生しています。この構造が崩壊する兆候はまだ見られず、上昇の勢いは継続しています。
  • チャートパターン: 現在、価格は高値圏(1.0520〜1.0530)で推移しており、上値が重くなるようであれば上昇フラッグレクタングルのような調整パターンを形成する可能性があります。
  • プライスアクション:
    • 昨日の終盤にかけて、価格は1.0520 付近で一度調整の動きを見せましたが、再度買い戻され、強い下ヒゲを伴って引けています。
    • これは、短期的な利確売りが出ても、安値で拾おうとする買いオーダーが強いことを示しており、上への流動性(Buy Stops 1.0549) を狙う意思が優勢であると判断できます。

1.0534 のMajor SHと、その上の 流動性ゾーン 1.0549 の間での攻防が、本日の最大の見所となります。


本日のトレード戦略【自信度:★★★★☆】

【メインシナリオ:ロング(短期・中期の上昇トレンド継続狙い)】

1時間足の上昇トレンドを根拠とし、次のMajor Swing High 1.0534 のブレイクと、その上のBuy Stops 1.0549 への到達を狙った順張り戦略を採用します。押し目が浅い可能性を考慮し、エントリーゾーンを修正します。

  • 狙い: 1時間足の最新の押し安値 1.0486 を背に、直近の強い上昇波に対する浅めの押し目(フィボナッチ38.2%〜50%)を狙い、Major SH 1.0534 のブレイクと 流動性ゾーン 1.0549 の獲得を期待する。
  • エントリーゾーン:1.0510 ~ 1.0520
    • 根拠: 1時間足の上昇トレンドライン理論値 1.0519 付近、およびキリ番 1.0510 が重なる、浅めの押し目を拾うゾーン。昨日エントリーできなかった反省から、待ちすぎずに優位性のあるラインを背にする。
  • 損切り (SL):1.0480
    • 根拠: 1時間足のラスト押し安値 1.0486 の少し下。このSLがヒットした場合、短期的な上昇構造が崩壊(CHoCH)したと判断し、目線をレンジ下限試しに切り替えます。
  • 利確 (TP):1.0545
    • 根拠: Major SH 1.0534 をブレイクし、Buy Stops 1.0549 の手前で利確。流動性ゾーン到達後の反転リスクを回避します。

【短期足のエントリートリガー (5m)】

価格がエントリーゾーン 1.0510〜1.0520 へ到達するのを待ちます。

  1. 同ゾーン内で、5分足・15分足 で下落の勢いが失速し、ヒゲを伴う反転のプライスアクションを確認する(ピンバー、下ヒゲの連続など)。
  2. 5分足で、直近の小さな戻り高値を実体で上抜ける m5 CHoCH が発生し、上昇構造の再開が確認されたらエントリー。

まとめ

  • 本日の相場全体のまとめ: GBP/CHFは、4時間足の下降トレンド崩壊後、1時間足主導の強い上昇構造を維持しています。本日の焦点は、レンジの上限であり、エリオット波動の修正波のターゲットとなり得る Major SH 1.0534 をブレイクできるか否かです。基本戦略は、浅めの押し目買いでブレイクに追随することです。
  • 注意すべき時間帯・ボラティリティ要因: 重要な指標はありませんが、1.0534〜1.0549 のレンジ上限と流動性ゾーンでの攻防は、大きな値動きのトリガーとなる可能性が高いため、ロンドン時間以降のボラティリティ上昇に警戒が必要です。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。