昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 1時間足の戻り高値(LHS)と4時間足の裏レベル(LSL)が重なる 2.02600 ~ 2.02700 ゾーンへのリテストを待ってショート。 結果: 【 ノートレード (Missed Entry) 】
- 詳細振り返り:
- 昨日の市場は、想定通りの下降トレンドを継続しました。しかし、戻りが浅く、設定していたエントリーゾーン(2.02600)まで価格が到達しませんでした。
- 12/1の最高値は約 2.0242 付近(00:50頃)で、その後は強い売り圧力を受け、安値 2.0170 付近まで下落しました。
- 反省点: 下降のモメンタムが強く、深い押し目を待つ戦略が機能しませんでした。このような強いトレンド下では、15分足レベルの浅い戻り(Fibonacci 38.2%など)や、短期的なブレイクダウンでの追撃も検討すべき局面でした。しかし、リスク管理の観点からは、無理に追いかけず「自分のセットアップを待つ」姿勢は正解です。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索・最新情報)
- RBA(豪中銀)政策金利: 市場では本日(12/2)の開催を意識する声もありましたが、正確な次回会合は来週 12月9日 です。本日は金利発表による直接的なボラティリティはありません。
- 豪GDP(国内総生産): 明日 12月3日 に第3四半期GDPの発表を控えています。これに向けたポジション調整が入る可能性があり、本日は積極的な方向感が出にくい「様子見ムード」または「レンジ形成」も警戒が必要です。
- 直近の経済指標: 昨日の英国製造業PMI、本日の豪州住宅建設許可件数など、中規模の指標はありますが、トレンドを根本から覆すほどの材料には乏しい状況です。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:下降トレンド (Down Trend)
- 4時間足・1時間足ともに、高値切り下げ(LH)と安値更新(LL)が継続しています。
- 特に昨日の下落により、新たな Major Swing Low (2.0170) が形成されました。
- 重要スイング(Market Structure):
- ラスト戻り高値 (4H LSH): 2.02860 付近(ここを上抜けるまでは下目線固定)
- 直近の戻り高値 (1H LH): 2.02420(昨日の最高値。ここが短期的なトレンド転換の防衛ラインとなります)
- トレンドライン: 直近の高値を結んだ下降トレンドラインが機能しており、現在の理論値は約 2.0220 ~ 2.0230 付近を推移しています。
- エリオット波動の現在地: 現在は下降推進波(Impulse)の 第3波、または第5波の途中 と推測されます。強い下落の後、調整(Correction)が入る局面にありますが、まだ底打ちのシグナル(明確なCHoCH)は出ていません。
- 流動性ゾーン (Liquidity):
- 上: 2.0242(昨日の高値)の上にショートカバーのストップ注文が溜まっています。
- 下: 2.0170(昨日の安値)の下にブレイク狙いのセルストップが存在します。
(相場観の要約) 大局は完全に「売り優勢」です。しかし、価格は現在 2.0190 付近と、直近安値に近く、ここからさらにツッコミ売りをするのはリスクが高い位置です。「売るなら戻りを待つ」という鉄則に従い、昨日サポートとして機能していた価格帯がレジスタンスに転換する(ロールリバーサル)のを確認したい局面です。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造: 現在、2.0170 ~ 2.0200 の狭いレンジで推移しています。
- 注目エリア: 2.0210 ~ 2.0220 ゾーン。ここは先週までのサポートエリアであり、かつ昨日の急落前に揉み合った価格帯です。この水準までの戻りがあれば、絶好の売り場となります。
- プライスアクション:
- 短期足で上昇してきた際、2.0210付近で「長い上ヒゲ」「包み足」が出現すれば、売りのサインと判断します。
- 逆に、2.0242を明確に実体で上抜けた場合、短期的なトレンド転換(CHoCH)となり、ショート戦略は一旦撤回が必要です。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
明日のGDP発表を前に動きが鈍る可能性も考慮し、引きつけてからのエントリーを徹底します。
【メインシナリオ:戻り売り(ショート)】
- 狙い: 昨日の急落に対する自律反発(調整上昇)を待ち、サポレジ転換ライン(旧サポート→新レジスタンス) での反落を狙います。
- エントリーゾーン:2.02100 ~ 2.02250
- (理由:過去のサポート価格帯および下降トレンドラインとの合流地点)
- 損切り (SL):2.02480
- (理由:昨日の高値 2.0242 の少し上。ここを越えると1時間足でトレンド転換の疑いが生じるため)
- 利確 (TP):
- TP1: 2.01750(直近安値付近)
- TP2: 2.01500(安値ブレイク後のN計算値ターゲット)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 価格が 2.02100 付近まで上昇するのを待つ。
- 同ゾーン到達後、5分足で**「陰線の包み足」や「上ヒゲピンバー」**の確定を確認。
- さらに、直近の小規模な押し安値を割り込む動き(Micro CHoCH)があれば、成行でエントリー。
まとめ
- 全体感: ダウ理論的に明確な下降トレンド中。ただし、明日の豪GDPを控えてボラティリティが低下する恐れあり。
- 注意点: 2.0170の安値を更新できずにダブルボトムを形成するシナリオにも注意。その場合は早めの利確、または建値撤退を心がけること。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
