昨日のトレード結果検証
前回の戦略: メイン: 155.40-155.55ゾーンでの戻り売り(SL: 155.85 / TP1: 155.05) サブ: 154.95割れからのブレイクショート
結果: 【 勝ち(TP1達成) 】 昨日は計画通り、東京時間からロンドン初動にかけて上昇し、高値 155.521 を記録しました。これがまさにエントリーゾーン(155.40-55)への完璧なプルバックとなり、その後NY時間にかけて急落。 安値 154.543 まで到達し、第一利確目標である 155.05 を余裕を持ってクリアしました。
勝因分析:
- ダウ理論の継続: 4時間足のラスト戻り高値(155.816)を実体で上抜けない限り「下目線」という前提が機能しました。155.50付近の上ヒゲでの否定(ピンバー)が決定的なトリガーでした。
- 市場構造: 1時間足でのLH(Lower High)切り下げが明確で、迷いなく売りを保持できる展開でした。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(2025年12月5日)
- 本日は「米雇用統計(NFP)」または重要指標の発表日: 通常、12月の第一金曜日は米雇用統計(NFP)ですが、2025年は政府機関の一部閉鎖等の影響でスケジュールが不規則になっているとの情報も錯綜しています。しかし、「第一金曜日」特有のポジション調整と流動性の低下は避けられません。
- 12月特有のボラティリティ: 市場参加者が減少し始める時期であり、突発的なニュースで値が飛びやすい「真空地帯」になりがちです。テクニカルが効きやすい反面、ダマシも増えるため、ライン際のプライスアクション確認は必須です。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:【 下降トレンド継続中 】
- Major Swing Highs: 直近の高値は切り下がっています(156.280 → 155.521)。
- Major Swing Lows: 安値も更新し続けています(154.890 → 154.543)。
- 典型的な「高値切り下げ・安値更新」のダウ下落トレンドです。
- 重要スイング & ラスト戻り高値:
- ラスト戻り高値 (4H): 155.816(ここを上抜けるまでは、どんなに上昇しても「戻り」と見なす)
- 直近のレジスタンス (1H): 155.521(昨日の高値)
- 直近のサポート: 154.543(昨日の安値)
- トレンドライン理論値: 現在、1時間足レベルの下降トレンドラインが機能しており、その理論値は現在 155.35 – 155.45 付近に降りてきています。価格がこのラインに近づくと売り圧力が強まる構造です。
- エリオット波動の現在地:【 第3波(またはC波)の進行中 】 11月後半のピーク(157円台)からの下落を推進波と捉えると、現在は第3波の中にいる可能性が高いです。第3波は最も伸びやすく、強力な波です。
- もし155.00円が固い場合は、調整の第4波へ移行する可能性がありますが、その場合でもメインシナリオは「調整後の下落再開」です。
- 流動性ゾーン (Liquidity):
- 上: 155.55 付近(昨日の高値直上)にショート勢のストップロスが溜まっています。
- 下: 154.50 を割り込むと、ロング勢の投げ売り(Sell Stops)を巻き込み、154.00円への真空地帯へ突入します。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造: 昨日の安値(154.543)をつけた後、現在は 155.00 – 155.20 の狭いレンジで推移しています。これは次の大きな動き(NFP等)を待つ「嵐の前の静けさ」です。 直近では、155.20付近で上値を抑えられており、ここでの**「包み足」や「長い上ヒゲ」**は絶好のショートサインとなります。
- チャートパターン: 15分足で**ベアフラッグ(下降フラッグ)**を形成しつつあるように見えます。このフラッグの下限(154.80付近)をブレイクすれば、教科書通りの下落再開が見込めます。
- プライスアクション: 155.00円ジャスト付近では買い支えが入っていますが、反発の勢いは弱く、高値を更新できていません。**「ダラダラとした上昇」の後に「急落」**が来るパターンを警戒してください。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
基本は**「戻り売り」**継続ですが、金曜日の不規則なボラティリティを考慮し、引きつけてからのエントリーを徹底します。
【メインシナリオ:ショート(戻り売り & ブレイク)】
- 狙い: 下降トレンドラインおよび155円台前半のレジスタンスでの反落、または154.80割れからの走りを狙う。
- エントリーゾーン:
- 戻り売り: 155.30 ~ 155.45(トレンドライン引きつけ)
- ブレイク: 154.80 割れ確定後のリテスト
- 損切り (SL): 155.65 (昨日の高値 155.52 を明確に更新した場合、短期的な構造が崩れるため早めに撤退)
- 利確 (TP):
- TP1: 154.55(直近安値)
- TP2: 154.10(次のMajor Support / エリオット波動第3波のターゲット)
【サブシナリオ:短期ロング(調整波狙い)】
- 狙い: 155.00円が異常に底堅く、ショートカバーが入る場合(逆張り)。
- エントリー: 155.60 を明確に実体でブレイクした後。
- ターゲット: 156.00付近まで(あくまで第4波の調整取り)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
エントリーゾーン(155.30-45)にて、以下のいずれかを確認して発注:
- ピンバー(上ヒゲ): レジスタンスにタッチして瞬時に戻される動き。
- 包み足: 直前の陽線を陰線が完全に包み込む形。
- 三尊(Head & Shoulders): 5分足レベルでの小さな三尊形成からのネックライン割れ。
まとめ
- 相場全体: 明確な下降トレンド継続中。155.00円の攻防が焦点だが、構造的には下有利。
- 注意点: 本日は金曜日かつ重要指標(NFP等)の可能性があるため、21:00以降のポジション持ち越しは極力避けるか、SLを建値に移動してリスク管理を徹底すること。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
