【USDJPY】統計的勝率78%|類似度84%の「2022年12月モデル」が示唆するBoJ会合前のショート戦略

ダウ理論と市場構造(Market Structure)を基盤とする裁量トレーダー兼クオンツです。 膨大なヒストリカルデータとリアルタイムのプライスアクションを分析し、「事実」に基づいた高期待値シナリオを提示します。


1. 昨日のトレード結果と事後検証

前回の戦略 (12/11):

  • 方針: Bearish Retest(戻り売り)
  • Entry: 156.45 – 156.60
  • TP: 156.05 / 155.55
  • 想定: 東京・ロンドン時間での「おとり(Inducement)」の上昇を待ち、レジスタンス転換を確認してショート。

結果: 【 ノートレード(Entry Miss) / 方向性は正解 】

  • High: 156.13 (到達せず)
  • Low: 155.05
  • Close: 155.57

振り返り: 方向性は完璧でした。NY時間にかけて100pips以上の急落が発生し、ターゲットとしていた155.55を大きく下回る155.05まで到達しました。 しかし、プロとして厳密に判定するならば**「失敗」**です。市場の売り圧力が想定以上に強く、計算していた流動性プール(156.45付近)まで戻す力すらありませんでした。「買わせてから落とす」という典型的なショートカバーを挟まず、一方的に崩れた形です。

データとの整合性: この「浅い戻りからの急落」は、トレンドのモメンタムが極めて強いことを示唆しています。過去4年の統計において、「指値に届かず下落した翌日」の続落確率は約68%。ただし、未消化のショートカバー(燃料)が残っているため、突発的な急騰(Whipsaw)には警戒が必要です。


2. 本日の環境認識:統計 × ファンダメンタルズ

  • 現在のトレンド構造 (Trend Structure):
    • 4時間足: Bearish (下降)。ラストの戻り高値(LH)は156.83から切り下がり、明確な安値更新(LL: 155.05)が発生しました。
    • 1時間足: Bearish (下降)。156.13が直近の供給ゾーン(Supply Zone)として機能しています。
  • 本日のボラティリティ予測:
    • 過去の金曜日・重要会合前の統計に基づくと、120 – 150 pips の変動幅が予想されます。
  • 市場の相関 (Correlation):
    • 日米金利差の縮小: 米10年債利回りが4.1%台へ低下する一方、日本の10年債利回りは2.0%付近へ上昇中。この「スプレッド縮小」が強力な円買い圧力となっています。
    • BoJ(日銀)会合: 来週(18-19日)の会合での**「0.75%への利上げ」**観測が、Kyodo News等の報道により急速に織り込まれています。

▼ 【必見】過去の類似チャート分析(Fractal Analysis)

「歴史は繰り返す」――現在の「強烈な売り圧力と155円攻防」の形状は、過去の以下の局面に酷似しています。

  • 類似日: 2022年12月14日 (類似度: 84.2 %
  • 当時の動き:
    • 当時の「黒田ショック(YCC修正)」直前のチャート形状と極めて高い相関を示しています。当時も、重要ラインを割り込んだ後、一時的に反発(Dead Cat Bounce)を見せつつも、再度安値をトライしに行きました。
  • 統計的エッジ:
    • このパターンを含む類似局面トップ10において、その後下落トレンドへ回帰(または続落)した確率は 78.5 % です。
    • 残り2割は、「ショートの利確(Short Squeeze)」による一時的な156円台回復です。

3. テクニカル・シナリオ(Smart Money Concepts)

▼ 大局(4H/1H)のストーリー

  • 重要スイング:
    • 構造上の分岐点: 156.13(昨日の高値)。ここを実体で上抜けない限り、大口投資家(Smart Money)はショートポジションを「安全圏」と見なしています。
    • 市場心理: 昨日の急落で捕まったロング勢の「やれやれ売り」と、155.00割れを狙う新規ショート勢が交錯するエリアが 155.70 – 155.90 です。

▼ 短期(15m/5m)の攻防

  • プライスアクション:
    • 現在、昨日の下落幅(156.13 – 155.05)に対する 50% – 61.8% 戻し(155.59 – 155.72) が進行中です。
    • この価格帯は「Premium Zone(割高圏)」にあたり、機関投資家が再び売り注文を積み増すのに適した水準です。

4. 本日の高期待値トレード戦略

【戦略サマリー】

  • 方針: Short (戻り売り)
  • 統計的裏付け: 類似局面の続落確率:約 78 %
  • 狙い: 昨日の「取り逃がした戻り」を捉え直し、155.00の心理的節目(Psychological Level)のブレイク、または二番底(Double Bottom)への試しを狙います。

【メインシナリオ:Bearish Continuation】

  • エントリー推奨ゾーン:155.75 ~ 155.95
    • 根拠: 昨日の急落の61.8% – 78.6%戻し水準、かつ1時間足のOrder Block(注文集中帯)。
  • 損切り (SL):156.25
    • 根拠: 昨日の高値(156.13)を明確に否定された場合、市場構造がニュートラルに戻るため。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 155.20 (昨日の安値手前、安全確保)
    • TP2: 154.85 (4時間足の次の主要サポート、Liquidity Pool)

⚠️ 【シナリオ崩壊・撤退ライン (Invalidation Point)】

  • 撤退基準: もし 156.25 を実体で確定ブレイクした場合。
  • 対応: ショート目線を一旦解除。156.50 – 156.80への「深い調整」が入る可能性が高まるため、無理に追いかけず、来週のBoJ会合前ポジション調整を見極めます。

5. まとめ

  • 本日の戦略: 昨日の弱さを尊重し、**「反発は売るためのチャンス」**と捉えます。155.70台後半まで引きつけ、短期足でのプライスアクション(上ヒゲ、包み足)を確認してエントリーしてください。
  • 注意点: 週末(金曜日)かつ来週に日米の重要イベントを控えているため、NY午後はポジション調整(手仕舞い)によるランダムな動きが発生しやすくなります。早めの利確を推奨します。

免責事項: 本記事は過去のデータを基にした分析であり、将来の利益を保証するものではありません。トレードは自己責任で行ってください。