【2025/11/06】USDJPY 相場分析|154円回復も「戻り売り」警戒、構造崩壊の予兆

昨日のトレード結果検証

前回の戦略:

  • メイン(ロング): 154.30ブレイク、または154.20へのリテストでエントリー。
  • サブ(ショート): 153.95を実体割れでエントリー。利確153.50。

結果: 【 サブシナリオ的中(利確達成) 】

昨日の市場は典型的な「ダマシ(Fakeout)」からの急落となりました。

  1. ロングの罠: 11/4未明に付けた高値 154.48 (Major Swing High) を一時的に試しましたが、実体で定着できずに失速。ロングの条件であった「154.30の明確なブレイクとサポート転換」は満たされませんでした。
  2. ショート発動: NY時間にかけて売り圧力が強まり、トリガーとしていた 153.95 を1時間足実体で明確に下抜けました。
  3. 利確: その後、価格は 153.37 (Nov 5 Swing Low) まで下落し、ターゲットの 153.50 を余裕を持って達成しました。

振り返り: ダウ理論における「高値切り上げ失敗(Failure Swing)」の兆候を捉え、153.95割れで即座に目線をショートに切り替えられたかどうかが勝敗を分けました。この下落により、1時間足レベルではトレンド転換が確定しています。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場動向)

  • BOJ(日銀)政策期待: 昨日のBOJ議事要旨では「データ次第で利上げ」の方針が再確認されましたが、市場は12月または1月の追加利上げを織り込み始めており、円の下値を支えています。
  • 米経済指標: 本日は英中銀(BoE)政策金利発表や、明日の**米雇用統計(NFP)**を控えた「嵐の前の静けさ」となる可能性があります。昨日のISM非製造業景況指数が強かったことでドルの底堅さはありますが、上値を追うだけの材料には欠けています。
  • ボラティリティ要因: 本日これからの時間は、ロンドンフィックス(25:00)にかけてのポンド絡みのフローがドル円にも波及する可能性があります。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:
    • 4時間足: 上昇トレンド是正中(Correction)。ラスト押し安値 152.07 を割るまでは大局は上ですが、直近の高値更新がダマシとなり、調整波が深くなっています。
    • 1時間足: 下降トレンド(Down Trend)。昨日の下落で安値を 153.37 まで更新し、高値も切り下げています。現在は下降トレンドの中の「戻り」局面に位置します。
  • 重要スイング:
    • Major Swing High (4H): 154.48(現在の天井)
    • Major Swing Low (1H): 153.37(直近安値)
  • ラスト戻り高値 (1H):154.20
    • 現在価格(154.10付近)はこの「ラスト戻り高値」に接近しています。ここを実体で上抜けない限り、構造上は「戻り売り」が正解となります。
  • トレンドライン:
    • 153.37と過去の安値を結ぶ上昇トレンドライン(チャネル下限)が 153.50 付近でサポートとして機能しましたが、上値には切り下げラインが走っており、ペナント(三角持ち合い)のような形状になりつつあります。
  • エリオット波動の現在地:
    • 推進5波失敗(Truncation)、または 修正B波の終了 と見るのが妥当です。現在は 修正C波(下落) の初動、あるいはその中の小波(ii波)による戻りと考えられ、再び153円台前半を目指す圧力が強く残っています。
  • 流動性ゾーン:
    • Buy Stops (上): 154.25 超え(ここを狩るとショートカバーで少し跳ねる可能性)。
    • Sell Stops (下): 153.30 割れ(昨日の安値を割ると、152.80付近までの真空地帯へ突入)。

ストーリー: 「4時間足の上昇トレンドに対する深い調整が、1時間足の下降トレンドとして進行中」。 現在価格の154.10付近は、ショート勢が再び売りを仕掛ける絶好の「戻り目」です。もし154.20を超えてくれば1時間足のトレンドが崩れ「レンジ」に移行しますが、それまでは下落圧力が優勢です。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 早朝から 153.37 を底にV字回復を見せ、5分足では一時的に上昇構造(Higher High / Higher Low)を作っています。
    • しかし、154.10 – 154.20 ゾーンは過去に何度もレジスタンス/サポートとして機能した「強烈な岩盤」であり、ここでプライスアクションがどう反応するかが今日のハイライトです。
  • チャートパターン:
    • 上昇ウェッジ(Rising Wedge) 形成の疑い。高値更新の幅が狭まっており、勢いの減退(Momentum Loss)が示唆されています。ウェッジ下限を割ると急落の合図です。
  • プライスアクション:
    • 154.15付近で上ヒゲ(Shooting Star)が頻発する場合、買い手の疲弊を示します。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

昨日の「ダマシ」により上値の重さが確認されています。基本は 1時間足の構造に従った「戻り売り」 をメインに据えますが、154.20という重要ラインでの攻防を見極める必要があります。

【メインシナリオ:ショート(戻り売り)】

  • 狙い: 1時間足ラスト戻り高値(154.20)付近での反転下落を狙う。ここを超えられない限り、昨日の安値(153.37)再試行、さらにその下のストップ狩り(152.85付近)がターゲット。
  • エントリーゾーン:154.10 ~ 154.20(引きつけてから)
    • ※154.25を実体で超えたら即撤退。
  • 損切り (SL): 154.40(ダマシの高値を考慮し少し余裕を持つ、あるいは154.25実体抜けで手動カット)
  • 利確 (TP):
    • TP1: 153.50(昨日の安値付近・安全圏)
    • TP2: 152.90(4Hレベルのフィボナッチ節目・次の流動性ゾーン)

【サブシナリオ:ロング(レンジ回帰・構造破壊)】

  • 狙い: 154.20を明確に上抜け、1時間足の下降トレンドを否定した場合。ただし、154.50の高値が控えているため、値幅は限定的。
  • エントリー: 154.25を5分足実体でブレイク後、154.15付近へのリテスト(サポレジ転換)でイン。
  • 損切り (SL): 153.90
  • 利確 (TP): 154.45 ~ 154.60

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  • ショート: 154.10-20ゾーンに到達後、RSIが買われすぎ(70以上)から反転し、直近の5分足陽線を陰線が包み込む(Bearish Engulfing) か、長い上ヒゲを確認したらエントリー。
  • ラインブレイク: 上昇ウェッジの下限ラインを明確に割り込んだ瞬間もショートの追撃ポイント。

まとめ

  • 相場全体: 昨日の急落により、短期的には「売り優勢」の形が出来上がっています。現在の154円台前半への上昇は、ショート勢にとって絶好の「戻り売り」機会となる可能性が高いです。
  • 注意点: 本日これからの欧州・NY時間で 153.37 を割り込むと、下落が加速(152円台突入)するシナリオが現実味を帯びます。逆に 154.20 を超えられた場合は、目線をフラットに戻して様子見推奨です。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。