昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 1.1680ブレイク狙い、または1.1650への押し目待ち (Long推奨) 結果: 【 判定結果:ブレイクアウト失敗(微損または建値撤退) / 押し目エントリー中 】
詳細振り返り: 昨日の価格は12/4 20:00に高値1.16808まで到達し、ブレイクアウト戦略のトリガーに接触しました。しかし、その後明確な実体抜け(Clean Break)を確定できず、**騙し(Fakeout)となって急反落しました。 もし1.1680直上でエントリーしていた場合、TP(1.1700)には届かず、現在の価格(1.1648付近)まで戻されたため、損切りまたは建値決済となっているはずです。 一方で、もう一つのシナリオである「1.1645 – 1.1655ゾーンへの押し目」**は、本日早朝(05:00以降)に到達しており、現在まさにこの水準でプライスアクションの反応待ちという状況です。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場センチメント)
- 米雇用統計(NFP)前の調整: 明日に控える米雇用統計(NFP)を前に、市場は様子見ムードが強まっています。ADP雇用統計の結果が弱かったことを受け、ドル売り(ユーロ買い)圧力が底流にありますが、積極的なポジション構築は手控えられています。
- ECB/FRBの政策乖離: 市場は12月のFOMCでの利下げを織り込みつつあり(ハト派期待)、対してECBは据え置き観測が強いため、基本ファンダメンタルズは**「ユーロ高・ドル安」**方向です。
- 季節性: 12月は歴史的にEUR/USDが上昇しやすい「サンタラリー」の傾向があり、テクニカル上の押し目は買われやすい地合いと言えます。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Up Trend)
- 明確に**高値更新(HH: 1.1680)と安値切り上げ(HL: 1.1580付近)**を継続しています。直近の高値更新幅が小さくなっている点(Momentum Loss)には注意が必要ですが、ダウ理論上は「買い目線」固定です。
- 重要スイング:
- Major High: 1.16808 (12/4 20:00) – 直近のレジスタンス
- Major Low: 1.15810 (12/3 03:00) – 強力なサポート
- ラスト押し安値:1.1605 付近
- ここを下抜けるまでは、短期的にどれだけ下げても「調整」とみなします。
- トレンドライン理論値:
- Pythonによる回帰分析では、上昇トレンドラインの現在理論価格は 1.1620 – 1.1630 付近を推移しており、現在の価格(1.1648)はまだトレンドラインの上側に位置しています。
- エリオット波動の現在地:
- 現在は**上昇第3波の内部波動、または第4波(調整)**の局面にいると考えられます。1.1680での反落は第3波の完了を示唆する可能性があり、現在は浅い調整(フラット修正)を形成中です。
- 流動性ゾーン:
- 上: 1.1680の上にブレイク失敗組の損切り注文(Buy Stops)が溜まり始めています。
- 下: 1.1640の下(短期的な安値)にロング勢のストップ(Sell Stops)が存在します。
(状況要約: 4時間足の強い上昇トレンドの中にいますが、1.1680の突破に一度失敗し、健全な調整局面に入っています。1.1620-1.1650のゾーンは、新たな上昇波動が生まれる可能性が高い「押し目買いエリア」です。)
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造:CHoCH (Change of Character) 発生
- 1.1680からの下落過程で、5分足レベルでは下降トレンド(戻り高値切り下げ)が発生しています。再度上昇に転じるには、直近の戻り高値(1.1660付近)をブレイクする必要があります。
- チャートパターン:
- ディセンディングトライアングルのような形状、あるいは強気のフラッグ形成中。1.1645付近の下限サポートが機能するかどうかが焦点です。
- プライスアクション:
- 現在の1.1648付近で、下ヒゲを伴うローソク足が散見されますが、まだ強い反発(包み足など)は確認できていません。アジア時間早朝の薄商いの中、じりじりと値を下げていますが、ボラティリティが低い状態です。
(状況要約: 短期的には売り圧力が優勢ですが、重要なサポートゾーンに到達しています。ここで「下げ止まり」のサインを確認できれば、リスクリワードの良いロングエントリーが可能です。)
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
【メインシナリオ:Long (Dip Buy)】
- 狙い: 上昇トレンド継続を前提とした、サポートライン(旧レジスタンス転換)での押し目買い。1.1680の再トライおよびブレイクアウトを狙います。
- エントリーゾーン:1.1630 ~ 1.1650
- 現在価格およびトレンドライン理論値付近。
- 損切り (SL):1.1610
- 根拠: ラスト押し安値(1.1605)のわずか下、かつ上昇トレンドラインを明確に割り込む位置。ここを割ると4時間足レベルで調整深化の可能性が高まるため。
- 利確 (TP):
- TP1: 1.1680(直近高値・ダブルトップ警戒)
- TP2: 1.1715(日足ピボットR2・次のメジャースイングターゲット)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 1.1645付近での攻防を監視。
- 5分足で「逆三尊(Head & Shoulders Bottom)」や「包み足(Bullish Engulfing)」が確定したらエントリー。
- または、現在の短期下降トレンドライン(1.1660付近)を実体で上抜けた後の**リテスト(Roll Reversal)**でロング。
まとめ
- 相場全体: 2025年の年末相場に向けた強い上昇トレンドの最中ですが、昨晩は1.1680の壁に阻まれました。しかし、ダウ理論上のトレンドは崩れておらず、現在は絶好の押し目買い水準(1.1640-50)にあります。
- 注意点: 明日のNFPを控え、突発的なボラティリティ縮小や乱高下(ストップ狩り)に注意。特に欧州時間の初動(16:00-17:00 JST)で1.1640を勢いよく割り込む場合は、ロング戦略を一旦白紙に戻し、1.1600付近までの深い押しを待つ必要があります。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
