【2025/11/07】USDJPY 相場分析|雇用統計前夜、154円台の「戻り」は本物か?

昨日のトレード結果検証

前回の戦略:

  • メイン(ロング): 154.30ブレイクまたは154.20リテストで押し目買い。
  • サブ(ショート): 153.95の実体割れでショート。利確153.50。

結果: 【 サブシナリオ的中(利確達成) 】

昨日の市場は教科書的な「フェイクアウトからの構造崩壊」を演じました。

  1. ロングの罠: 欧州時間序盤、価格は一時 154.48 (Major Swing High) まで上昇しましたが、ここでの滞空時間は短く、4時間足レベルでの実体確定に失敗。典型的な「高値掴み」の形状となりました。
  2. 構造変化 (BOS): NY時間に入り、ドル売り圧力が加速。ショートのエントリートリガーとして設定していた 153.95 を1時間足の実体で明確に下抜けました。この瞬間、短期的な上昇構造は否定され、目線は「下」へ固定されました。
  3. 利確: その後の下落は止まらず、日付が変わる頃にはターゲットの 153.50 を通過。早朝の安値は 153.12 付近まで到達しており、ショートポジションは最大値幅で利益を確保できています。

振り返り: ダウ理論における「高値更新の失敗(Failure Swing)」から「ラスト押し安値(153.95)のブレイク」という、トレンド転換のプロセスが美しく機能した一日でした。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場動向)

  • 米・雇用統計(NFP)前夜: 本日11月7日(金)は、夜22:30に 米・雇用統計 の発表を控えています。昨今のFOMC(連邦公開市場委員会)による利下げ決定を受け、市場の関心は「労働市場の底堅さ」に集中しています。
  • 嵐の前の静けさ: 昨日の急落以降、アジア時間はボラティリティが縮小する「待機モード」に入る公算が高いです。ただし、発表直後の乱高下(ウィップソー)には最大の警戒が必要です。
  • 金利動向: 米長期金利の低下が一服しており、ドル円の下値を支える要因となっていますが、上値を追うだけの強い材料も不足しています。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:
    • 4時間足: 上昇トレンド是正中(Deep Correction)。大局のラスト押し安値 152.07 を割るまでは「上目線」ですが、直近の高値更新がダマシとなったことで、調整波が深くなっています。
    • 1時間足: 下降トレンド(Down Trend)。昨日の153.95割れにより、高値切り下げ(LH)・安値更新(LL)の波が完成しています。
  • 重要スイング:
    • Major Swing High (4H): 154.48(現在の天井)
    • Major Swing Low (1H): 153.12(直近安値)
  • ラスト戻り高値:154.20
    • 現在価格(153円台前半)に対し、上値の防衛ラインは 154.20 付近に形成されています。ここを実体で上抜かない限り、短期的な構造は「戻り売り」が正解です。
  • トレンドライン理論値:
    • 昨日ブレイクした上昇トレンドラインの裏側(レジスタンス転換)が、現在 154.00 – 154.10 付近に位置しており、価格の上昇を阻む蓋として機能する可能性があります。
  • エリオット波動の現在地:
    • 修正波(A-B-C)の C波 進行中、あるいは推進波の失敗による複雑な調整局面と推測されます。153.12での反発は小規模な第4波(戻り)の可能性があり、まだ最後の下落(第5波)が残っているリスクを排除できません。
  • 流動性ゾーン:
    • 上 (Buy Stops): 154.25周辺(昨日の下落起点付近に戻り売り勢のストップロスが溜まっています)。
    • 下 (Sell Stops): 153.00のキリ番直下(ここを割ると152.80のフィボナッチ節目まで真空地帯です)。

(物語としての解説): 「4時間足の強気トレンドに対し、1時間足が反旗を翻している状態」です。昨日の下落は強烈でしたが、まだ4時間足レベルの決定的な安値(152.07)は守られています。つまり、現在は**「大きな上昇の中の、深い押し目を探る旅」**の途中です。1時間足の戻り高値(154.20)を超えられない限り、その旅(下落調整)はまだ終わっていないと判断します。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 早朝の安値 153.12 からの自律反発により、5分足では一時的に CHoCH(Change of Character) が発生し、微弱な上昇トレンドを描いています。しかし、これはあくまで「下落に対する調整」の範疇です。
  • チャートパターン:
    • ベアフラッグ(Bear Flag) 形成の可能性。153.12をポール(旗竿)とし、153.50-60付近で弱々しく揉み合う形状になれば、トレンド継続(再下落)のサインです。
  • プライスアクション:
    • 153.80 – 154.00 ゾーンに突入した際、長い上ヒゲ(Pin Bar)や包み足(Bearish Engulfing)が出現するかどうかに注目。ここでの拒絶反応は、ショート勢の再攻勢を意味します。

本日のトレード戦略【自信度:★★☆☆☆】

雇用統計前のため、無理なポジションメイクは禁物です。基本は「1時間足の戻り売り」を狙いますが、深追いはせず、指標発表前にはスクエア(ノーポジ)にすることを推奨します。

【メインシナリオ:ショート(戻り売り)】

  • 狙い: 1時間足の下降トレンドに従い、反発後の戻りを叩く。4時間足トレンドラインの裏側へのリテストを狙うイメージ。
  • エントリーゾーン:153.90 ~ 154.10(引きつけてから)
    • 5分足で「上げ止まり」を確認後。
  • 損切り (SL):154.30(ラスト戻り高値 154.20 の少し上)
    • ここを超えると1時間足の下降トレンドが崩れるため、即撤退。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 153.40(直近レンジ下限)
    • TP2: 153.15(昨日の安値付近)

【サブシナリオ:様子見(雇用統計待ち)】

  • 狙い: 本日はボラティリティが急激に縮小する可能性があるため、明確なセットアップ(153.90以上への戻り、または153.12への再トライ)がない限り、ノートレードを最優先の戦略とします。
  • 構造崩壊の基準: もし 154.30 を実体で上抜いた場合、昨日の下落自体が「大きなダマシ」であった可能性が高まります。その場合は翌週以降、再び155円を目指すロング戦略に切り替えます。

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  • ショート: 154.00近辺まで上昇した後、RSIが70から反落し、かつ**直近の陽線を陰線が完全に包み込んだ(アウトサイドバー)**確定タイミング。

まとめ

  • 全体観: 昨日の急落により、短期的には「売り優勢」ですが、4時間足の大局はまだ死んでいません。153円台前半は買い支えも入りやすい「迷いの森」です。
  • 注意点: 本日22:30の NFP(雇用統計) 前後はスプレッドが拡大し、理不尽な動き(ストップ狩り)が多発します。この時間帯のポジション保有はギャンブルに近い行為となるため、技術介入の余地はありません。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。