【2025/11/20】EUR/GBP 相場分析|「UK予算」警戒が生むポンド売りとワイコフ・スプリングの完成

昨日のトレード結果検証

前回の戦略: ディセンディング・トライアングル下抜け(0.8805割れ)または、戻り高値(0.8815)でのショート。 結果: 【 敗北 (Loss) 】

昨日の市場は0.8825の損切りライン(SL)を明確に上抜けました

  • 敗因の分析: 11/19の欧州時間、価格はトライアングル下限(0.8805付近)で底堅さを見せた後、一気に反転上昇しました。これは典型的な**「ダマシ(Fakeout)」であり、ワイコフ理論における「スプリング(Spring)」**の形成でした。
  • 構造の変化: 19:00(日本時間)に直近高値をブレイクし、0.88407(1H高値)まで到達。この時点で4時間足レベルの「下落の物語」は否定され、ショート目線は完全に撤回すべき局面でした。下へのブレイク期待が裏切られたことで、ショートカバー(損切り巻き込み)が発生し、価格が押し上げられました。

本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場観測)

  • 英国予算への警戒感 (Nov 26 Budget): 来週11月26日に控えるレイチェル・リーブス英財務相の「秋季予算案(Autumn Budget)」に対し、市場は神経質になっています。増税や財政赤字拡大への懸念から、ポンド(GBP)を手放す動きが優勢です。これがユーロポンド(EUR/GBP)の底堅さを支える最大の要因です。
  • ボラティリティ要因: 予算案発表までは「思惑」で動きやすく、突発的なポンド売り(EUR/GBP上昇)に警戒が必要です。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:上昇転換 (Bullish Reversal)
    • これまで機能していた「ディセンディング・トライアングル(弱気示唆)」が否定され、価格は再び上昇チャネル内へ回帰しました。
    • 重要スイング: 直近の安値 0.88022(11/18)が「Major Swing Low」として確定。ここを割らない限り、目線は上です。
  • ラスト押し安値 / 戻り高値:
    • かつての戻り高値 0.8817 を実体でブレイク済み。
    • 現在は 0.8802 が新たな「トレンド崩壊ライン(ラスト押し安値)」となります。
  • トレンドライン理論値:
    • 上昇トレンドライン(安値切り上げライン)の延長線上に価格が位置しており、0.8810 – 0.8815 ゾーンが強力なサポート転換(サポレジ転換)しています。
  • エリオット波動の現在地:
    • 現在、修正波(Corrective Wave)から推進波(Impulse Wave)への転換点にあると見られます。昨日の急騰が第1波(あるいはA波)、現在の高値圏での揉み合いが第2波(B波)の調整と考えられ、次は第3波(C波)の上昇が控えているシナリオが濃厚です。
  • 流動性ゾーン (Liquidity):
    • 上: 直近高値 0.8840 および 11/14の高値 0.8866 付近には、逆張りショート勢の損切り(Buy Stops)が大量に溜まっています。ここを燃料にさらに伸びる可能性があります。

(物語として読むチャート) 昨日の「下抜け失敗」は、大口投資家による**「売り手の在庫処分(Liquidity Sweep)」**でした。安値を更新すると見せかけて売りを誘い、その損切りを燃料に上昇させた形です。4時間足では依然としてレンジ上限を目指す動きの中にあり、1時間足では明確な「上昇のN字」を描いています。今は「落ちてきたら拾いたい」という買い圧力が強い状態です。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 今朝(11/20)の早朝、価格は 0.8831 付近で高止まりしています。
    • BOS (Break of Structure): 0.8825を超えた時点で構造破壊が完了しており、短期的には「押し目買い」一択の形状です。
  • チャートパターン:
    • 高値圏での「アセンディング・トライアングル(上昇三角)」あるいは「強気のフラッグ」を形成中。
  • プライスアクション:
    • 下ヒゲの長いローソク足が 0.8815 – 0.8820 ゾーンで頻発しており、この価格帯での買い意欲の強さがうかがえます。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

昨日の「ダマシ」を背に、素直に上昇トレンド(またはレンジ上限トライ)についていく戦略を採用します。

【メインシナリオ:ロング(押し目買い)】

  • 狙い: 昨日のショートカバーの余波と、来週の予算案警戒によるポンド売りを利用し、直近最高値(0.8866)を目指す第3波に乗る。
  • エントリーゾーン:0.8815 ~ 0.8822
    • 昨日のブレイクポイント(0.8817付近)への「リテスト(Role Reversal)」を待ちます。現在の高値(0.8830台)での飛び乗りは避け、引きつけてから入るのが鉄則です。
  • 損切り (SL):0.8800
    • 昨日の安値(0.8802)をわずかに下回る位置。ここを割れると「往って来い」となり、上昇シナリオが崩壊するため。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 0.8840(昨日の高値)
    • TP2: 0.8860 ~ 0.8866(11/14の主要高値・レンジ上限)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  • 5分足で価格が 0.8820 付近まで下落した後、「包み足(Bullish Engulfing)」 または 「下ヒゲピンバー」 が確定したらロングエントリー。
  • または、現在の保ち合い高値 0.8835 を大陽線で明確にブレイクした場合、その戻りを短期で拾う(飛び乗りは厳禁)。

まとめ

  • 相場全体: 昨日の「下攻め失敗」により、相場の空気は**「売り」から「買い(またはレンジ維持)」へとシフト**しました。英予算案への不透明感が続く限り、EUR/GBPは底堅く推移するでしょう。
  • 注意点: 本日は木曜日であり、NY時間にかけてのボラティリティ拡大に注意。特に 0.8840 を超えられるかが焦点です。超えられずにダブルトップを作るようなら、再度レンジ内への回帰(下落)も視野に入れます。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。