昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 2.0260~2.0290ゾーンでの戻り売り(ショート)。TP: 2.0180, SL: 2.0315。 結果: 【 負け (SL Hit) 】
- 詳細振り返り:
- 11/7の20:00以降、価格は2.0250付近のもみ合いを上抜け、11/8未明(日本時間03:00頃)に高値 2.0318 を記録しました。
- エントリーゾーン(2.0260-90)には到達しましたが、ショート勢の損切り(Liquidity)を巻き込む形で勢いが強く、設定していた SL 2.0315 をわずかに(約3pips)上抜けてから反落 しています。
- 敗因: 2.0040(11/6安値)からの反発が予想以上に強く、V字回復のモメンタムを見誤りました。「戻り高値」として意識される2.0290付近でのプライスアクション(反転シグナル)を待たずに指値で入った場合、または反転を確認する前にブレイクされた形です。
- 教訓: 強いインパルス(上昇波)の最中に逆張りをする際は、5分足での明確な構造崩れ(CHoCH)を確認するまでエントリーを待つべき局面でした。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(市場背景)
- 英国・豪州の金融政策: 11月上旬はRBA(豪中銀)やBoE(英中銀)の政策イベントが集中しやすい時期です。現在のボラティリティの高さ(2.00円台から2.03円台への急騰)は、政策金利見通しの変化や、クロス円全体のフローによる影響を受けていると考えられます。
- ボラティリティ注意: 現在の価格変動幅(ATR)が拡大しており、通常のテクニカルラインを一時的にオーバーシュートする「ノイズ」が発生しやすくなっています。SLは通常よりやや広めに確保する必要があります。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:
- 4時間足:トレンドレス(転換局面)。
- 最安値 2.0040 を付けた後、直近の高値を更新し、現在は 2.0318 まで急騰しています。
- 下降トレンドのラスト戻り高値(概算 2.0360-80付近)には未到達ですが、安値切り上げの可能性が高まっており、目線は「フラット〜やや上」に修正が必要です。
- 1時間足:明確な上昇トレンド。
- 安値(HL)を 2.0040 → 2.0160 → 2.0260 と切り上げています。
- 直近高値(HH)は 2.0318 です。
- 4時間足:トレンドレス(転換局面)。
- 重要スイング & ライン:
- ラスト押し安値 (1H): 2.0200 付近。ここを割らない限り、短期的にはロング優勢です。
- サポートゾーン: 2.0250 – 2.0260(前回レジスタンスからのサポレジ転換 + 上昇波のFib 23.6%付近)。
- レジスタンス: 2.0320(直近高値)、2.0387(週足レベルの戻り高値)。
- トレンドライン理論値:
- 11/6の安値と11/7の安値を結んだ急角度の上昇トレンドライン上に価格は推移しており、現在の理論値はおよそ 2.0240 付近です。このラインとかい離していないため、トレンドは健全です。
- エリオット波動の現在地:
- 2.0040からの上昇を 推進第3波 または 修正C波 と捉えます。現在はその内部波動の調整(第4波)のフェーズで、2.0250-60付近で押し目を作って再上昇(第5波) するシナリオが濃厚です。
- 流動性ゾーン (Liquidity):
- 2.0320の上: 先週末のショート勢の損切り注文(Buy Stops)が溜まっています。ここをブレイクすると、一気に2.0380を目指す燃料となります。
- 2.0250の下: 早期ロング勢の損切り(Sell Stops)があり、ここを狩ってから反発する「騙し」の動きに注意が必要です。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造:
- 週末のクローズにかけて 2.0318 から 2.0263 まで調整下落しました。
- 現在、5分足では 2.0260 付近で下げ止まる兆候(下ヒゲ)が見られます。
- チャートパターン:
- 2.0250 をネックラインとした「逆三尊」あるいは「ダブルボトム」の形成待ちです。
- プライスアクション:
- 前回のブレイク起点である 2.0250 付近まで価格が戻ってきており、ここでのプライスアクション(包み足やピンバー)は絶好の押し目買いシグナルとなります。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
前回のショート敗退を踏まえ、「強いモメンタム(上昇)への順張り」 に戦略を切り替えます。ただし、高値掴みを避けるため、十分な引きつけが必要です。
【メインシナリオ:ロング(押し目買い)】
- 狙い: 4時間足の安値切り上げ・1時間足の上昇トレンド継続を根拠に、直近の上昇波に対する浅い調整(押し目)を拾う。ターゲットは直近高値更新および上位足の戻り高値。
- エントリーゾーン:2.0250 ~ 2.0265
- 理由: 11/7の高値ブレイクラインへのリテスト(サポレジ転換)+ Fib 23.6%水準。
- 損切り (SL):2.0215
- 理由: 1時間足の上昇トレンドライン割れ、かつFib 38.2%(2.0213)の下。ここを割ると1時間足トレンド崩壊のため。
- 利確 (TP):
- TP1: 2.0315(直近高値・ダブルトップ警戒)
- TP2: 2.0380(4時間足クラスの最終防衛ライン)
【サブシナリオ:ショート(様子見推奨)】
- もし 2.0320 を試して明確にダブルトップを作り、ネックライン(2.0250)を割った場合はショート検討。現時点では逆張りとなるため推奨しません。
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 価格が 2.0250 – 2.0265 ゾーンに到達。
- 5分足で「下ヒゲの長いピンバー」または「直前の陰線を実体で包む陽線(Bullish Engulfing)」が出現。
- あるいは、5分足レベルで 2.0280(直近の微細な戻り高値)を上抜けた後の押し目でエントリー(より安全)。
まとめ
- 全体感: 11/6の安値から強力なV字回復中。ショート目線はいったん捨て、押し目買いの機会を探るフェーズ。
- 注目ポイント: 2.0250 のサポート機能。ここを守れるかが今週の上昇トレンド継続の生命線です。
- 注意: 月曜朝のオープニングギャップ(窓)に注意。大きく窓を開けて始まった場合は、窓埋めを待ってから戦略を適用してください。
免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
