【2025/11/28】GBPAUD 相場分析|レンジ相場と調整局面のエリオット波動シナリオ


昨日のトレード結果検証

前回の戦略: 4時間足のレンジ上限 2.03078 を背にしたショート戦略。エントリーゾーンは 2.02850 ~ 2.02950、損切り(SL)は 2.03100、利確(TP)は 2.02600

結果: 【 負け (損切り) 】

価格はエントリーゾーンである 2.02850 ~ 2.02950 に到達しましたが、その後上昇に転じ、設定した損切りラインの 2.03100 を上回ったため損切りとなりました。

  • 市場構造の観点からの反省: 前日の戦略は、4時間足のレンジ(2.02674 〜 2.03192)内での「戻り売り」を狙うものでしたが、価格はエントリーゾーン到達後、昨日の最高値 2.02772 からさらに上昇し、レンジ上限を試す動きを見せました。この動きは、ショート目線で背にしていたラスト戻り高値(2.03192)をブレイクしなかったものの、4時間足のレンジの中間値(Pivot Zone)である2.02987付近での攻防に敗れ、ショート勢のBuy Stopsが溜まり始めるエリア(SL: 2.03100)に到達したことを意味します。
  • 目線の切り替えポイント: ダウ理論上、レンジ相場では安易な方向性は危険です。今回の失敗は、1時間足以下の短期的な下降トレンドのみを過信し、レンジの**中間値(2.02987)を明確に上抜けるプライスアクション(強い陽線)が出た時点で、「レンジ下限への再テスト」の優位性が失われたと判断し、目線を「レンジ上限への再挑戦」へ切り替えるべきでした。SLを置いた 2.03100 は、レンジ上限突破の失敗を意味する重要な防衛ラインでしたが、価格はわずかにそれを超えており、レンジ内のノイズに巻き込まれた形です。レンジ相場では、SLをより広く取るか、レンジブレイク後のCHoCH (Change of Character)**を確認してからエントリーする慎重さが必要でした。

本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索の結果)

  • 豪州のインフレ加速: 10月の豪州消費者物価指数(CPI)が前年比3.8%に加速し、RBA(豪州準備銀行)の目標レンジ(2-3%)を上回ったことが確認されています。これは、利下げ観測の後退、あるいは金融緩和サイクルの終了を支持する材料であり、豪ドル(AUD)にとって追い風となる可能性があります。
  • 英国の経済成長予測: 英国財政監査機関(OBR)が2025年の経済成長率予測を1.5%に上方修正したとのニュースもあり、これは英ポンド(GBP)にとってわずかながら追い風です。
  • ボラティリティ要因: 本日(11/28)は米国が感謝祭の祝日で休場のため、市場参加者が少なくなり、ロンドン・欧州時間以降のボラティリティは低下する可能性があります。ただし、アジア時間に発表された豪州CPIの余波が豪ドル(AUD)絡みの通貨ペアに影響を与える可能性に注意が必要です。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定: レンジ継続中 – 直近の高値/安値が更新されておらず、2.031922.02674 の間で価格が推移しています。
  • 重要スイング:
    • Major Swing High: 2.03576 (@ 2025-11-25)
    • Major Swing Low: 2.02534 (@ 2025-11-27)
  • ラスト押し安値 / 戻り高値:
    • ラスト戻り高値(LSH): 2.03192(トレンド崩壊のショート基準)
    • ラスト押し安値(LSL): 2.02674(トレンド崩壊のロング基準)
  • トレンドライン理論値: Major Lowsを用いた上昇トレンドライン理論価格は現在付近で 2.02894 に位置しています。昨日の終値 2.02705 はこの理論価格を下回っており、長期的な上昇チャネルの下限を試す動きを示唆しています。
  • エリオット波動の現在地: 大局では、大きな上昇波(推進波)に対する調整局面(第4波またはA波)にあると判断できます。直近の動きは、2.03192 からの調整(下降)が終わり、2.02674 を起点にレンジを形成しながら次の動きを待つ(時間調整)状況と考えられます。
  • 流動性ゾーン:
    • Buy Stops: 2.03676 より上(Major Swing Highの上)
    • Sell Stops: 2.02434 より下(Major Swing Lowの下) → **直近の高値2.03192の上には、レンジ上限ブレイクを狙ったロング勢の利食いや、レンジ内ショート勢の損切りが溜まっており、**一度上振れれば大きな値動きになる可能性があります。

4時間足では、価格は明確な方向性を欠き、2.03192 を頭、2.02674 を底としたレンジ内での動きが継続しています。ラスト押し安値 2.02674 を割らない限りは、目線はまだ上方向(ロング)の優位性を残している状態です。一方、1時間足では、直近で強い下落から2.02534の安値をつけ、その後切り返していますが、レンジ中間値の 2.02987 を明確に上抜けられず、上下どちらにも行けない膠着状態に入っています。このレンジ中間値での攻防に勝った方が、レンジの端(高値または安値)を試す流れを作る「物語」になりそうです。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造: 直近は高値2.02772、安値2.02622(1時間足)の非常に狭いレンジを形成しています。5分足では、直近で2.02705を終値としていますが、この付近は水平線が密集するエリア(Key Levels)であり、明確な**BOS(Break of Structure)CHoCH(Change of Character)**は見られません。
  • チャートパターン: 15分足では、2.02772をレジスタンスとして、安値が切り上がっているようにも見え、アセンディングトライアングルに近い形を形成する可能性があります。これはレンジ上限への再挑戦を示唆する短期的なサインになりえます。
  • プライスアクション: 昨日の最高値(1H: 2.02772)付近では、上ヒゲを伴うローソク足が複数出現しており、上値を試す動きに対して強い売り圧力が存在していることが分かります。しかし、直近のプライスアクションは小陽線・小陰線が入り混じり、勢いのないもみ合いを示しており、ボラティリティの低下と方向感の欠如を示しています。

レンジ中間値 2.02987 に向けての攻防、そして ラスト押し安値 2.02674 を守れるかどうかが短期の焦点です。


本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

【メインシナリオ:ロング (レンジ下限からの反発狙い)】

ダウ理論の原則「ラスト押し安値(LSL)を割らない限り上昇トレンド目線」に立ち、4時間足のLSLである 2.02674 を背にしたロング戦略をメインとします。豪州CPIの好結果も豪ドル(AUD)のサポート要因となり、GBPAUDを下支えする可能性があります。

  • 狙い: 4時間足のラスト押し安値 2.02674 へのリテスト、または直近のMajor Low 2.02534 の上のSell Stopsを刈り取った後の強い反発を狙います。レンジ下限での反発は、エリオット波動の次の推進波(第5波)への移行を意味する可能性が高いです。
  • エントリーゾーン: 2.02650 ~ 2.02550
  • 損切り (SL): 2.02400 (理由:Major Swing Low 2.02534 と、Sell Stops 2.02434 の外側に設定することで、ダマシを回避しつつ、レンジの下限を完全にブレイクしたと判断できる水準。)
  • 利確 (TP): 2.02980 (理由:レンジ中間値であるPivot Zone 2.02987 の手前で利確を確定させ、レンジ上限 2.03192 への再挑戦は次回以降の戦略とします。)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

メインシナリオ(ロング)の場合:

  1. 価格がエントリーゾーン 2.02650 ~ 2.02550 に到達する。
  2. ゾーン内、特にLSLの 2.02674 や Major Lowの 2.02534 の手前、または直下(ストップ狩り)で、下ヒゲの長いピンバー強い包み足などの買いのプライスアクションを確認する。
  3. 5分足で、直近の戻り高値実体で上抜け(CHoCH)てから、同水準へのリテストが入った後の反発を確認してエントリーする。

まとめ

本日のGBPAUDは、4時間足レベルでレンジ相場が継続しており、明確な方向性は出ていません。ラスト押し安値 2.02674 の防衛戦が、ダウ理論上の目線を維持するための最重要ラインとなります。

  • 相場全体のまとめ: 豪州CPIの好結果は豪ドル(AUD)の追い風となり、ポンドの上値を抑える可能性があります。テクニカル面ではレンジの下限 2.02674 を意識した攻防が予想され、このラインを背にしたロング戦略に優位性を見出します。
  • 注意すべき時間帯・指標・ボラティリティ要因: 米国市場休場により、欧州・NY時間でのボラティリティの低下が予想されます。アジア時間帯の豪州CPIの材料の消化と、レンジ下限 2.02674 への値動きに特に注意を払う必要があります。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。