【2025/11/28】USDJPY 相場分析|CMEシステム障害と感謝祭明けの「薄商い」警戒

昨日のトレード結果検証

前回の戦略:

  • メイン: ショート継続(156.50付近)。新規は156.55-65引きつけ。
  • 損切り: 156.75
  • 利確: 156.30 / 156.10

結果: 【 ノートレード(指値未達) 】

  • 詳細:
    • 昨日の日中高値は 156.391 (11/27 09:30) であり、エントリーゾーン下限の156.50にはわずか 10.9 pips 届きませんでした。
    • 安値は 155.857 (11/27 01:30) まで押しましたが、これは記事公開前の動きであり、戦略提示後の安値は156.20付近での揉み合いが主でした。
  • 市場構造の振り返り:
    • 戻り売り狙いの方向性は正解でしたが、ボラティリティの低下(感謝祭要因)により、十分な戻りが入らずにダラダラと下げる展開となりました。
    • 「無理に追いかけず、引きつける」という規律を守った結果、ノートレードとなりましたが、資産を守る上では正しい判断でした。

本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(緊急・重要)

【CMEグループ システム障害発生】

  • 事象: 日本時間早朝から、米CMEグループ(Globex)でシステム障害が発生。先物市場およびEBS(銀行間FX取引プラットフォーム)が停止・遅延しているとの情報があります。
  • 影響: USD/JPYのメイン市場であるEBSが機能不全に陥っているため、ブローカーによってはレート配信の停止、スプレッドの異常拡大(20倍以上の報告あり)、約定拒否が発生する可能性があります。
  • ブラックフライデー: 本日は米国の感謝祭翌日(ブラックフライデー)で、NY市場は現地13:00(日本時間翌3:00)までの短縮取引です。
  • 東京CPI: 今朝発表の11月東京都区部消費者物価指数(生鮮除くコア)は 前年同月比+2.8% となり、市場予想や前回(2.5%周辺)を上回りました。これは12月の日銀利上げ観測を後押しする円高要因です。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:下降トレンド(調整局面)
    • 高値切り下げ(LH): 156.94156.53156.44 (今朝の高値)
    • 安値更新(LL): 156.27155.85
    • 現状は155.85をサポートとしたディセンディングトライアングル、あるいは下降チャネル内の推移です。
  • 重要スイング:
    • Major Swing High: 156.530 (11/26)
    • Major Swing Low: 155.857 (11/27)
  • ラスト戻り高値: 156.94(ここを抜けるまでは大局下目線維持)
  • トレンドライン理論値:
    • 下降トレンドラインが頭を抑えており、現在の理論抵抗値は 156.40 – 156.50 付近です。
  • エリオット波動の現在地:
    • 現在は下降第3波、または調整フラット(A-B-C)のC波終盤を形成中と推測されます。155.85を明確に割り込むと、次のターゲットは155.00付近まで拡大します。
  • 流動性ゾーン:
    • 156.50 – 156.60: 直近高値群の上に、ショート勢の損切り(Buy Stops)が溜まっています。
    • 155.80: 昨日の安値下にロング勢の損切り(Sell Stops)が溜まっています。

解説: 4時間足では、高値を着実に切り下げており、売り圧力が継続しています。今朝の東京CPI(円高材料)にもかかわらず大きく崩れていないのは、CME障害による流動性枯渇が原因と考えられます。システム復旧時に溜まった注文が一気に処理され、フラッシュクラッシュのような急変動が起きるリスクがあるため、チャート形状以上に「インフラリスク」を考慮すべき局面です。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 直近は 156.10 – 156.45 の狭いレンジ内推移。
    • 156.44 (本日高値) をつけた後、ジリジリと値を下げていますが、明確な方向感はありません。
  • チャートパターン:
    • レンジ(ボックス相場): 感謝祭モード特有の横ばい。
  • プライスアクション:
    • ローソク足の実体が短く、ヒゲが目立つ「迷い」の形状。これは参加者が極端に少ないことを示唆しています。
    • CME障害の影響で、突発的に10-20pips飛ぶような不連続な値動き(ギャップ)が見られるため、テクニカル分析が効きにくい状態です。

本日のトレード戦略【自信度:★☆☆☆☆】

⚠ 警告: 本日は**「CMEシステム障害」×「ブラックフライデー(薄商い)」**という最悪の流動性環境です。**基本戦略は「様子見(No Trade)」**を強く推奨します。ポジションを持つ場合も、ロットを通常の1/4以下に落としてください。

【メインシナリオ:様子見(リスク回避)】

  • 理由: EBSダウンにより、本来あるべき価格発見機能が失われています。復旧直後の乱高下(ストップ狩り)に巻き込まれるリスクが高すぎます。

【サブシナリオ:復旧後のショート(条件付き)】

  • 狙い: システム復旧後、12月日銀利上げ観測(CPI 2.8%)が再評価され、円買いが進むシナリオ。
  • エントリーゾーン:156.45 – 156.60
    • 復旧時のスプレッド拡大が収まり、かつ価格が一時的に跳ね上がったところ(流動性提供)を叩くイメージ。
  • 損切り (SL):156.85
    • 前回のSLラインより少し広めに設定(ノイズ対策)。156.94(ラスト戻り高値)の手前ですが、ここを超えたらトレンド転換の疑いがあるため撤退。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 156.10(レンジ中間・リスク先行で早めに利食い)
    • TP2: 155.85(直近安値・Major Swing Low)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  • システム復旧確認後、5分足で「長い上ヒゲ」または「包み足(Bearish Engulfing)」が 156.40以上 で出現した場合のみエントリー。
  • 指値(Limit)は置かず、必ず成行でプライスアクションを確認してから入ること。

まとめ

  • 相場全体: 本日はテクニカル以前に、インフラ(取引所システム)の問題が市場を支配しています。CME/EBSの障害が解消されるまで、レートは信頼できません。
  • 注意点:
    • スプレッド: 予告なく数10pipsに拡大する可能性があります。
    • NY時間: 13:00(日本時間翌3:00)で早期閉場となります。NY勢の参加も期待できず、欧州フィックス(25:00)付近での突発的な動きにのみ注意してください。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。特に本日はシステムリスクが高いため、トレードは慎重の上にも慎重に行ってください。