【2025/11/14】GBPAUD 相場分析|下降トレンド継続とエリオット波動第5波のシナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略: 短期的な調整(戻り)を待ち、下降トレンドラインと1Hラスト戻り高値を背に、2.0085 ~ 2.0100 ゾーンからの戻り売り(ショート)を狙う。SLは2.0115、TP1は2.0055。 結果: 【 勝ち(TP1達成) 】

(詳細な振り返り) 前日の戦略は、Python解析が示した通り、下降トレンド継続という大局(4H/1H)に沿ったものであり、成功を収めました。

エントリーゾーンとした 2.0085 ~ 2.0100 は、直近の高値群と、前々日のサポートがレジスタンスに転換しやすい水準として設定しました。実際、価格は11/13の午後にこのゾーンに到達しましたが、SLである 2.0115(1HのMajor Swing High 2.0103を明確に超える水準)を上抜けることなく反転しました。

この結果から、ダウ理論上の**「高値切り下げ・安値更新」**の構造が引き続き機能していることが証明されました。目線を切り替えるべきポイントはSLの外側、2.0115 ではなく、本来のトレンド転換ラインである1Hラスト戻り高値 2.01878 でしたが、短期的なリスク管理を優先した 2.0115 の設定が功を奏した形です。

今後も、ダウ理論の定義である 4Hラスト戻り高値 2.025351Hラスト戻り高値 2.01878 を明確に実体で上抜けるまでは、基本的に戻り売り(ショート)目線を継続するのが合理的であると判断できます。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索の結果)

  • 重要指標・要人発言・金利動向:
    • 2025年11月14日(金)は、特にAUD(豪ドル)やGBP(ポンド)に直接的な大きな影響を与える重要経済指標の発表予定は、主要な時間帯(日本時間の日中~夜間)には見当たりませんでした。
    • 週末要因として、主要な経済指標や要人発言がない場合、テクニカル分析が優先されやすい相場環境となる可能性があります。
  • それがこの通貨ペアのボラティリティや方向性に与えうる影響:
    • 大きなファンダメンタル要因がないため、市場は前日の流れとテクニカルラインに反応しやすいでしょう。
    • 直近の強い下降の流れに対し、2.0000 のサイコロジカルライン付近での攻防がより注目されます。このラインを巡る攻防が、午後のボラティリティを決定づける要因となる可能性があります。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定: 下降トレンド継続中 – LH/LL 更新
  • 重要スイング:
    • 4H Major Swing High: 2.03260 (2025-11-06 19:00 JST)
    • 4H Major Swing Low: 2.00970 (2025-11-13 19:00 JST)
  • ラスト押し安値 / 戻り高値: ラスト戻り高値 (4H): 2.02535 / ラスト戻り高値 (1H): 2.01878
  • トレンドライン理論値: 4H下降トレンドラインは現在付近 2.01350 に位置
  • エリオット波動の現在地: 4時間足の大きな波は、推進第5波の最終局面にある可能性が高いと見ています。2.03260からの下降が推進波を形成していると仮定した場合、直近安値 2.00020 の更新をもって、第5波が終点に向かっているシナリオが有力です。第5波のターゲットは、強力な節目である 2.0000 のサイコロジカルラインと重なります。
  • 流動性ゾーン:
    • Sell Stops: 強力な節目 2.0000 の少し下。ショート勢の利益確定と、2.0000を割ったのを見て飛び乗った勢いの損切りが溜まっており、ストップ狩りが起きやすいエリアです。
    • Buy Stops: 1H直近高値 2.00402 の少し上。短期的なショート勢の損切りが溜まっています。

(4Hと1Hの流れの物語) 4時間足では、ラスト戻り高値 2.02535 を守りながら、高値切り下げ(LH)と安値更新(LL)を繰り返す明確な下降トレンドが継続しています。価格は現在、4H下降トレンドラインの理論値 2.01350 よりも大きく下で推移しており、下降の勢いが強いことを示しています。

中期的な1時間足も、4時間足の動きに完全に同調し、ラスト戻り高値 2.01878 を明確なレジスタンスとして機能させ、直近安値 2.00020 を試す動きとなっています。大局が下降第5波の最終局面と捉えているため、この 2.0000 を割った後の動きが重要です。割ってストップを巻き込んだ後は、一度大きな反発(エリオット波動の調整A波)が入る可能性を考慮に入れる必要があります。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 15分足では、直近安値 2.00020 に向けての最終的な下げ圧力の後に、一旦 2.00402(LH)を付けた後のレンジに突入しており、この高値と安値の間で短期的な値固めを行っています。
    • CHoCH (Change of Character) による上昇への転換は、少なくとも 2.00402 を実体で上抜けるまでは確認できません。
  • チャートパターン:
    • 5分足では、2.00402 をトップとする小さな**ヘッドアンドショルダー(三尊)**のような形を形成し始めており、ネックライン(2.0020付近)を割れば、再度 2.0000 を試す動きを加速させる可能性があります。
  • プライスアクション:
    • 11/14 早朝の動きを見ると、安値 2.00020 付近では下ヒゲを伴う陽線が複数本出現しており、2.0000 のサイコロジカルライン手前で一旦買い圧力による防衛が入っていることが読み取れます。しかし、高値は切り下げており、買い手の力はまだ弱い状態です。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

大局は下降トレンド継続中であるため、基本は**戻り売り(ショート)**をメインとします。ただし、強力な節目 2.0000 に接近しているため、ストップ狩りによる一時的な急騰には注意が必要です。

【メインシナリオ:ショート(Trend Follow & Liquidity Target)】

  • 狙い: 短期的な反発(戻り)を待ち、1H直近の高値 2.00402 を背にした戻り売りで、強力な流動性ターゲットである 2.0000 のブレイクとその下のSell Stops狩りを狙います。
  • エントリーゾーン:2.0040 ~ 2.0050
    • 1H直近高値(2.00402)と、その上のBuy Stopsゾーンへの一時的なタッチを想定したゾーンです。
  • 損切り (SL): 2.0065(直近高値2.00402を明確に上抜けた場合、短期的な目線転換と判断し撤退)
  • 利確 (TP): 1.9960(強力なサイコロジカルライン2.0000をブレイクし、Sell Stopsを巻き込んだ後の深押しをターゲットとする)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  • **エントリーゾーン(2.0040-50)に価格が到達後、「上ヒゲを伴うピンバー」または「5分足でのベアリッシュ・エンガルフィング(包み足)」**の出現を確認してショートエントリー。
  • または、エントリーゾーンまで戻しが浅い場合、現在の保ち合いの安値付近(2.0020)を「大陰線の実体」で明確にブレイクした後の戻りを待ってショート。

まとめ

  • 本日のGBPAUDは、4時間足・1時間足ともに下降トレンド継続中であり、エリオット波動は推進第5波の最終局面に位置している可能性が高いです。
  • 2.0000 の強力なサイコロジカルラインが目前に迫っており、この水準を下回るとショート勢のSell Stopsを巻き込み、一時的に急落する可能性がありますが、その後は大きな反発(調整波)に警戒が必要です。
  • 2.0040 ~ 2.0050 ゾーンへの短期的な戻りを待っての**戻り売り(ショート)**がメインシナリオです。この水準を明確に上抜けるまでは、安易なロングエントリーは避けるべきです。
  • 注意すべき時間帯・指標・ボラティリティ要因: 本日は大きな指標がないため、2.0000 付近でのプライスアクションと、欧州勢参入後の午前中(日本時間夕方以降)の動向に注目します。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。