昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 短期レンジ(4204-4211)からのブレイクアウト狙い。
メインシナリオ: 4211.89 上抜けでロング(TP: 4225.00)。
結果: 【 勝利 (WIN) 】
- 結果:
- ブレイク発生: 12/1 21:00台の足で4211.89を実体で力強くブレイク。
- TP到達: その後、深夜帯(12/2 01:00頃)に上昇が加速し、目標の 4225.00 を難なくクリア。最大で 4242.95(OANDAデータ)まで到達しました。
- 勝因分析: ダウ理論における「4時間足の上昇トレンド回帰」と、1時間足の「保ち合い上放れ」が合致したポイントでした。特に4211.89のレジスタンスが、ブレイク後にサポートとして機能する(ロールリバーサル)教科書的な動きを見せました。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索・市況データ)
- 重要イベント: 本日24:00(日本時間)に 米・10月JOLTS求人件数 の発表があります。
- 市場背景:
- 現在ゴールドは $4,240付近 の史上最高値圏で推移しています。
- 来週(12/9-10)のFOMCでの利下げ観測(確率は90%超)が相場を支えていますが、昨晩の上昇を受けて一時的な 利益確定売り(Profit-taking) が出やすい水準です。
- JOLTSの結果次第で、さらなる上値追いとなるか、あるいは「事実売り」で深めの調整が入るかが決まるでしょう。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Strong Up Trend)
- 構造: 高値更新(HH: 4242.95) / 安値切り上げ(HL: 4127.60 -> 4204.54)が継続中。
- 重要スイング:
- Major Swing High: 4242.95 (現在進行形のATH)
- Major Swing Low: 4185.35 (直近の強力なベース)
- ラスト押し安値:4204.54
- このラインを割り込まない限り、目線は「絶対的に上」です。ここを背にしたロング戦略が基本となります。
- トレンドライン理論値:
- Pythonによる回帰分析では、急角度の上昇トレンドラインが形成されており、現在の理論的サポート価格は 4215.00付近 に上昇してきています。
- エリオット波動の現在地:
- 現在は 第5波の内部波動(推進波) の真っ只中と考えられます。第3波の力強い上昇(4127→4242)が一服し、短期的には第4波(調整)のフェーズに入る可能性があります。
- 流動性ゾーン (Liquidity):
- 4243.00以北: さらなるBuy Stops(新規買い・ショートの損切り)が溜まっています。
- 4211.89周辺: 昨日のレジスタンスだった価格帯であり、ここには「押し目買い」の指値が厚く入っていると推測されます。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造:
- 早朝の高値 4242.95 をつけてから、現在は 4236-4238 付近での小康状態(レンジ)です。
- 5分足レベルでは、わずかに高値を切り下げており、調整下落の予兆(Micro CHoCH)が見え隠れしています。
- チャートパターン:
- アセンディングトライアングル の形成、もしくは ダブルトップ の可能性を注視。4230を割り込むと、4215-4211への調整が加速するでしょう。
- プライスアクション:
- 直近の足では上ヒゲが目立ち始めており、高値圏での売り圧力(利確)が確認できます。飛び乗りロングは危険なゾーンです。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
本日は「最高値圏からの調整待ち」がテーマです。トレンドは強力ですが、JOLTS前のボラティリティ低下と調整下落を警戒し、深い位置からの押し目買いを狙います。
【メインシナリオ:押し目買い (Dip Buy)】
- 狙い: 4時間足トレンドラインと、昨日のレジスタンス(4211.89)が重なる「コンフルエンス(合流点)」までの調整を待ち、そこからの反発をロングします。
- エントリーゾーン:4212.00 ~ 4215.50
- (トレンドライン理論値かつ、ロールリバーサルポイント)
- 損切り (SL):4203.00
- (ラスト押し安値 4204.54 のわずかに下。ここを割ると4時間足の構造が崩れるため)
- 利確 (TP):
- TP1: 4235.00(直近高値手前)
- TP2: 4250.00(未踏の領域、心理的節目)
【サブシナリオ:短期調整ショート (Scalp Short)】
- 条件: 15分足で 4230.00 を実体で明確に割り込んだ場合。
- 狙い: メインシナリオのロングポイント(4215付近)までの「値幅調整」を取りに行く短期トレード。逆張りとなるためロットは半分推奨。
- TP: 4216.00付近
【短期足のエントリートリガー (5m)】
メインシナリオ(ロング)の場合:
- 価格が 4215 エリアまで下落するのを待つ。
- 同エリアで 5分足の下ヒゲピンバー や 包み足(Bullish Engulfing) が発生することを確認。
- その足の高値を次足でブレイクした瞬間にエントリー。指値で待ち構えるのではなく、あくまで「止まったこと」を確認してから入る。
まとめ
- 相場全体: 圧倒的な上昇トレンドですが、4240ドル台到達による達成感から一時的な調整が入る公算が高いです。「落ちてくるナイフは掴まず、床に刺さってから抜く」イメージで、4215付近への引きつけを徹底してください。
- 注意点: 24:00のJOLTS発表前後はスプレッドが拡大し、上下に乱高下(ウィップソー)する可能性があります。この時間帯の新規エントリーは避け、ポジションを持っている場合は建値にSLを移動するなどのガードを固めてください。
免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
