昨日のトレード結果検証
前回の戦略:
- 狙い: 4時間足上昇トレンド継続。1.1595~1.1610ゾーンでの押し目買い。
- SL: 1.1580
- TP: 1.1660
結果: 【 含み益保有中 (Active / Floating Profit) 】
解析 & 振り返り: 昨日(12/2)の市場では、価格は一時 1.1591 (12/1の安値付近) まで下落しましたが、設定していた SL (1.1580) は守られました。 その後、1.1595~1.1600の「オーダーブロック(注文の集中帯)」で明確な反発(Rejection)が発生し、現在価格は 1.1623 付近まで上昇しています。
- 勝因: 市場構造(Market Structure)における「ラスト押し安値」を正しく特定できていたこと。1.1590付近の流動性(Liquidity)を狩った後の反発を捉える「ストップ狩り後のエントリー」として機能しました。
- 現状の判断: 現在 +20~30pips 程度の含み益です。本日は重要指標(ADP)があるため、SLを建値(1.1600付近)に移動し、リスクフリーの状態にして 1.1660 のターゲットを待ちます。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場ニュース)
- 重要指標: 本日 22:15 (JST) に米・ADP雇用統計、00:00 (JST) に米・ISM非製造業景況指数 の発表が予定されています。
- 市場の注目: 11月のADP結果(42K)からの改善が予想されていますが、市場は週末のNFP(非農業部門雇用者数)を前に神経質な動きを見せています。
- 影響: 12月は季節性(Seasonality)としてユーロドルが上昇しやすい傾向にありますが、指標発表前後はボラティリティが急拡大するため、22:00以降の新規エントリーは推奨しません。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Uptrend)
- Major Swing High: 1.1645 (直近高値)
- Major Swing Low: 1.1591 (ここを割らない限り上目線固定)
- 重要ライン & 構造:
- 価格は現在、Python算出の 短期上昇トレンドライン の理論値(約1.1615)の上で推移しており、買い圧力が継続しています。
- Pivot Point: 本日のデイリーピボットは 1.1608 です。現在この水準より上に位置しているため、地合いは強いと判断します。
- エリオット波動の現在地:
- 現在は 推進第3波 の中の「副次波(Sub-wave)v」あるいは「修正波」の完了局面に位置していると考えられます。
- 1.1591の安値が「第4波の終点」であれば、次は 第5波として直近高値(1.1645)を更新し、1.1660~1.1680を目指す展開 がメインシナリオです。
- 流動性ゾーン (Liquidity):
- 上: 1.1645(昨日高値)の上に、ショート勢の Buy Stops が大量に溜まっています。ここをブレイクすると「ショートスクイーズ」が発生し、加速する可能性があります。
シナリオの骨子: 4時間足レベルでは「安値切り上げ・高値更新」が続いています。1.1591を実体で下抜けない限り、構造は崩れていません。1時間足ではレンジ気味ですが、エネルギーを溜めている(Accumulation)形状に見えます。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造:
- 1.1600周辺での「包み足(Engulfing)」と「長い下ヒゲ」の出現により、短期的な CHoCH(Change of Character) が上昇方向へ発生済みです。
- チャートパターン:
- 1.1610~1.1625 の間で アセンディング・トライアングル(Ascending Triangle) のような形状を作っています。
- プライスアクション:
- アジア時間(早朝)に 1.1623 まで上昇しており、昨日の終値を上回っています。欧州時間の初動で一度 1.1610 付近(Pivot周辺)を試し、そこがサポートされれば再上昇の公算が高いです。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
本日は「保有ポジションの利益最大化」を最優先としつつ、指標発表までの「短期押し目買い」をサブ戦略とします。
【メインシナリオ:Long (Trend Continuation)】
- 狙い: ADP雇用統計前の期待上げ、およびテクニカル的な第5波(高値更新)狙い。
- エントリーゾーン:1.1605 ~ 1.1615
- (Pivot Point 1.1608 へのリテストを狙う)
- 損切り (SL):1.1585
- 根拠: ラスト押し安値 (1.1591) のわずか下。ここを割ると4時間足の構造が崩れるため即撤退。
- 利確 (TP):1.1655 ~ 1.1665
- 直近高値 1.1645 を超えた先の流動性ゾーン。N波動計算値のターゲット。
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 価格が 1.1610 付近まで調整下落してきた際、5分足のRSIが30付近で反転、または 「強気のピンバー」 が確定したらエントリー。
- もし 22:15の指標発表 で乱高下した場合、1.1590 を守って急反発する動き(ダマシ)確認後に後乗りでロング検討。
まとめ
- 全体観: ダウ理論的には依然として「上昇トレンド」です。1.1590のサポートが非常に硬く機能しています。
- 注意点: 本日は 22:15 (ADP) と 00:00 (ISM) に大きなイベントがあります。これらは現在のテクニカル分析を無効化するほどのインパクトを持つ可能性があるため、含み益があるポジションは指標発表前に一部利確、またはSLを建値に移動することを強く推奨します。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
