【2025/12/03】AUDUSD 相場分析|上昇トレンド継続とエリオット第3波の伸展シナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略:

  • メイン: ロング (0.6535 ~ 0.6542)
  • 狙い: 4時間足トレンドラインおよびラスト押し安値 (0.6531) を背にした押し目買い。
  • 利確 (TP): TP1: 0.6563

結果: 【 勝ち (TP1到達) 】

詳細:

  • エントリー成立: 昨日の市場において、価格は一時 0.6539 (Dec 2, 01:20付近) まで下落し、指定のエントリーゾーン (0.6535 ~ 0.6542) に到達しました。
  • 損切り回避: 最安値は 0.6539 であり、SL設定値 (0.6528) は脅かされませんでした。
  • 利確達成: その後、価格は強い上昇基調に転じ、本日未明にかけて高値 0.6568 (Dec 2, 16:05付近) を記録。第一目標の 0.6563 をクリアしました。

振り返り: ダウ理論における「ラスト押し安値 (0.6531)」が機能した教科書的なトレードでした。市場構造(Market Structure)が崩れていない(LLを作っていない)状態で、トレンドライン付近での反発を確認できたことが勝因です。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・Python解析結果)

  • RBA(豪中銀)政策金利: 昨日(Dec 2)のイベント通過後、豪ドルは底堅い動きを見せています。市場予想を上回る GDPデータ(前期比+0.7%予想) や堅調な個人消費データが、RBAのタカ派的な据え置き姿勢(利下げ観測の後退)を正当化しており、これが豪ドルの主要な上昇要因となっています。
  • 米雇用統計(NFP)待ち: 金曜日(Dec 5)に米雇用統計を控え、ドル側の上値は重いものの、神経質な展開が予想されます。本日は ISM非製造業景況指数 などの米指標に左右されやすい地合いですが、ファンダメンタルズのバイアスは「豪ドル強気」に傾いています。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド継続中 (Up Trend)
    • 高値更新 (HH): 直近で 0.6568 を記録し、前回のMajor High (0.6551) を明確にブレイクしました。
    • 安値切り上げ (HL): 0.65310.6542 と切り上がっています。
  • 重要スイング (Python解析):
    • Major High: 0.6568 (Current High)
    • Major Low: 0.6542 (Last Swing Low)
  • ラスト押し安値:0.6542
    • ここを下抜けるまでは、短期的にどれだけ下げても「上昇トレンド中の調整」とみなします。
  • トレンドライン:
    • 主要な安値 (0.6485 – 0.6531) を結んだ上昇トレンドラインは依然として機能しており、現在の理論価格は 0.6550 付近に上昇しています。
  • エリオット波動の現在地:
    • 現在は 推進第3波の最中、もしくは第3波内部の第5波(伸展波)と推測されます。0.6531からの上昇波動がまだ完了しておらず、調整(押し目)を挟んでさらなる高値を目指す余地があります。
  • 流動性ゾーン:
    • 0.6568 の上には、早期のショート勢のストップロス(Buy Stops)が溜まり始めています。ここをブレイクすると、一気に 0.6580 (チャネル上限) まで走る可能性があります。

▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 直近の高値更新後、価格は高値圏での保ち合い(コンソリデーション)に移行しています。
    • 現在のサポート候補は、前回高値のレジサポ転換ラインである 0.6550 – 0.6555 付近です。
  • プライスアクション:
    • 5分足レベルでは、下ヒゲを伴う小さな反発が見られますが、まだ明確な「調整終了」のサイン(強い陽線の包み足など)は出ていません。
    • 0.6550付近への「リテスト」を待つのが最もリスクリワードの良い戦略となります。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

【メインシナリオ:ロング (トレンドフォロー)】

  • 狙い: 上昇トレンド継続を前提とし、0.6550 付近のサポート(レジサポ転換 + 4Hトレンドライン合流点)での押し目買いを狙います。ファンダメンタルズ(豪GDP好調)もロングを後押ししています。
  • エントリーゾーン:0.6548 ~ 0.6555
    • 前回高値 (0.6551) およびトレンドライン理論値付近まで引きつけます。
  • 損切り (SL):0.6538
    • ラスト押し安値 (0.6542) を実体で明確に割り込み、構造が崩れるポイントに設定。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 0.6575 (N波動計算値・直近高値更新期待)
    • TP2: 0.6600 (心理的節目・ラウンドナンバー)

【サブシナリオ:ショート (様子見推奨)】

  • 状況: 基本的には逆張りとなるため推奨しませんが、0.6540 を明確に割り込んだ場合は、上昇トレンドの失速と判断し、一時的な深押し(0.6500方向)を警戒します。この場合、本日は「ノートレード」とし、戻り高値の形成を待ちます。

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  1. 価格が 0.6550 ゾーンに到達。
  2. 5分足で「長い下ヒゲ」または「陰線を否定する陽線(包み足)」の出現を確認。
  3. 安全策をとるなら、短期の下降トレンドライン(フラッグ上限)をブレイクしたタイミングでエントリー。

まとめ

  • 相場全体: RBA後の豪ドル買い需要が継続しており、テクニカル的にもダウ理論に忠実な上昇トレンドを描いています。
  • 注意点: 本日は米国のISM非製造業景況指数などの発表があり、NYタイム(22:00以降)にボラティリティが拡大する可能性があります。SLは必ず設定し、指標発表直前の保有ポジション管理には注意してください。

免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。