【2025/12/04】EUR/JPY 相場分析|BoJ利上げ観測に伴う調整局面と第3波継続シナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略: 上昇第3波狙いの押し目買い。 エントリー: 180.90 – 181.05 ゾーンへのリテスト待ち。 SL: 180.50 / TP: 181.35, 181.80

結果: 【 エントリー成功・保有中(含み益) 】

結果:

  • エントリー: 12/3 16:35頃、価格が一時 180.89 まで下落し、エントリーゾーン(180.90-181.05)に到達しました。指値注文は 180.90 近辺で約定しています。
  • 損切り判定: その後の安値は180.89で止まり、SL(180.50)には到達していません。
  • 現状: その後、価格は 181.15 付近まで反発(21:46時点)。現在、約 +25 pips の含み益状態で推移しています。

ダウ理論・市場構造による振り返り: 4時間足の上昇トレンド構造が機能しました。直近高値(181.39)更新後の調整波が、過去のレジスタンスであった 180.90 ラインで綺麗にサポート転換(ロールリバーサル)しました。短期足(5分足)でも180.90タッチ後に長い下ヒゲを形成しており、ここが強力な需要ゾーン(Demand Zone)として機能したことが「数値的な事実」として確認できました。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場センチメント)

  • BoJ(日銀)のタカ派姿勢: 2025年12月または2026年1月の追加利上げ(0.50%→0.75%)観測が高まっています。11月の東京都区部CPIが2.8%と高止まりしており、市場は「円高」方向への圧力を警戒しています。
  • ECB(欧州中銀)のハト派化: 一方でユーロ圏はインフレ鈍化により、ECBの金利据え置き・利下げ期待が継続。
  • 影響: 金利差縮小の思惑から、EUR/JPYの上値は重くなりやすい地合いです。しかし、テクニカル的には依然として強い上昇トレンド内にあるため、「ファンダメンタルズの重し vs テクニカルの推進力」の攻防となります。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Up Trend)
    • Major High: 181.39 (12/3 更新)
    • Major Low: 180.56 (ラスト押し安値)
    • 高値・安値を着実に切り上げており、ダウ理論上の目線は「上」で固定です。
  • 重要スイング: 直近の安値 180.89 が、短期的な「防衛ライン」となっています。ここを割らない限り、181.39を目指す推進波が継続すると判断します。
  • トレンドライン理論値: 上昇トレンドライン(安値同士を結んだ回帰直線)の現在値は約 181.00 – 181.05 付近を通っており、現在の価格(181.15)はトレンドラインのすぐ上に位置しています。
  • エリオット波動の現在地:推進第3波の内部波動(第4波または第5波)
    • 180.56からの上昇を第3波と仮定すると、181.39までの上昇後に現在は調整(第4波)または再上昇(第5波)の初動にあります。調整が浅く済んでいることから、買い圧力の強さが伺えます。
  • 流動性ゾーン:
    • Buy Stops: 181.40(直近高値)の上にショートカバーの注文が溜まっています。
    • Sell Stops: 180.85(昨日の安値のすぐ下)にロング勢の損切りが集中しています。

▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:レンジ気味 (Consolidation)
    • 181.25 – 180.90 の間で横ばいの動きを見せています。
    • 直近では 181.25 が短期レジスタンスとなっており、ここを実体でブレイク(BOS)できるかが再上昇の鍵です。
  • チャートパターン: アセンディングトライアングル(上昇三角保ち合い) のような形状を作ろうとしていますが、まだ明確ではありません。
  • プライスアクション:
    • 180.90付近では下ヒゲ(Pin Bar)が頻発しており、買い意欲の強さが確認できます。
    • 一方で181.20〜30ゾーンでは上ヒゲが目立ち、売り圧力も一定数存在します。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

昨日のロングポジション(180.90発)を保有しつつ、追撃または利確を判断する局面です。

【メインシナリオ:継続保有 & 追撃ロング】

  • 狙い: 4時間足の上昇トレンド継続を根拠に、直近高値 181.39 の更新、およびN波動計算値 181.80 を目指します。
  • 既存ポジション: SLを建値(Entry Price)付近の 180.95 に引き上げ、リスクフリーの状態にします。
  • 新規エントリーゾーン:181.00 ~ 181.10
    • 現在の小康状態から、短期的な押し目を作ったところを拾います。
  • 損切り (SL):180.80
    • 昨日の安値(180.89)および4時間足の短期構造が崩れるポイントです。ここを割ると短期調整が深まる(180.56試しの)可能性があるため撤退します。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 181.35(直近高値の手前で一部利確)
    • TP2: 181.75(エリオット波動第5波のターゲットゾーン)

【サブシナリオ:短期調整(ショート)】

  • 条件: 180.89 を明確に陰線実体で割り込んだ場合。
  • 狙い: ラスト押し安値(180.56)までの短期的な下落(約30pips)を取りに行きます。
  • エントリー: 180.89 ブレイク後の戻り売り(180.80付近)。

【短期足のエントリートリガー (5m)】

新規でロングを狙う場合、以下のプライスアクションを確認してください:

  1. 181.00 – 181.05 のゾーンまで価格が下落。
  2. 同ゾーンで「包み足(Bullish Engulfing)」または「下ヒゲ陽線」が出現。
  3. その直後の足が、前の足の高値を更新した瞬間にエントリー。 ※ 181.25 を大陽線でブレイクした場合は、その後の「初押し」を待ってからエントリー(飛び乗り厳禁)。

まとめ

  • 全体: 4時間足レベルの上昇トレンドは継続中ですが、日銀のタカ派ニュースによるヘッドラインリスクに注意が必要です。
  • 注意点: 本日欧州時間の ECB関連発言 や、突発的な 円金利関連のニュース でボラティリティが急拡大する可能性があります。180.89を割った場合は速やかに「様子見」または「短期売り」に切り替えてください。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。