昨日のトレード結果検証
前回の戦略:
- メインシナリオ: ロング (トレンドフォロー)
- エントリー: 0.6548 ~ 0.6555 (4Hトレンドライン合流点)
- 利確 (TP): 0.6575
結果: 【 勝ち (TP1到達) 】
詳細振り返り: 昨日(12/3)のロンドン市場序盤において、価格は一時 0.6552 付近まで下落し、エントリーゾーンに到達しました。 その後、ダウ理論上の「ラスト押し安値 (0.6542)」を割ることなく反発し、NY市場にかけて力強く上昇。0.6575 のTPラインを実体でブレイクし、最大 0.6601 (本日早朝高値) まで伸長しました。
勝因:
- 構造の維持: 4時間足のラスト押し安値(Major Swing Low)が守られ、目線が固定できていたこと。
- ラインの機能: 0.6550付近の「レジサポ転換ライン」と「トレンドライン理論値」が正確に機能したこと。
構造(Market Structure)を科学的に捉え、ノイズに惑わされずに「押し目」を待てたことが今回の勝因です。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(市場のコンテキスト)
- RBA(豪中銀)のスタンス: 直近のデータではインフレ率(CPI)が3%台で下げ止まっており、市場では12/9の会合での利下げ見送りが濃厚となっています。これが豪ドルの下支え要因となっています。
- 米ドル動向: 米国の主要経済指標通過後、利下げ期待の織り込みによりドル売り圧力が継続中。
- ボラティリティ要因: 本日は木曜日であり、NY時間の新規失業保険申請件数などの指標発表時に一時的なスパイク(ヒゲ)が発生しやすい点に注意が必要です。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Up Trend)
- 明確に高値(HH)と安値(HL)を切り上げています。
- 直近の高値更新により、上昇のモメンタムは非常に強い状態です。
- 重要スイング (Major Swings):
- Major Swing High: 0.6601 (最新高値)
- Major Swing Low (LSL): 0.6542 (ここを割るまでは上目線継続)
- トレンドライン理論値:
- 上昇トレンドライン(安値結び)からの回帰分析によると、現在のトレンドラインサポートは 0.6570 付近に位置しています。
- エリオット波動の現在地:
- 現在は 推進第3波の内部波動(第3波の3波)、あるいは 第5波の開始 と推測されます。
- いずれにせよ、「最も伸びやすい局面」に位置しており、ショートは逆張りとなるため推奨されません。
- 流動性ゾーン (Liquidity):
- 0.6600 (ラウンドナンバー) の上には、逆張りショート勢の損切り(Buy Stops)が溜まっていましたが、すでに一部狩られた形跡があります。次は 0.6620 付近がターゲットとなります。
(状況要約): 4時間足レベルでは、0.6542を背にした盤石な上昇トレンドです。1時間足で見ても、昨日の高値更新に伴うBOS(Break of Structure)が発生しており、押し目買いの優位性が極めて高い局面です。「落ちてきたら買う」というシンプルな戦略が機能しやすい地合いです。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造:
- 昨日ブレイクしたレジスタンスライン 0.6575 – 0.6580 が、現在は強力なサポート(Role Reversal)として機能する可能性が高いです。
- チャートパターン:
- 現在、高値圏で小さなレンジ(フラッグ)を形成中。これを上抜ければトレンド継続、下抜ければ調整局面入りとなります。
- プライスアクション:
- 0.6600付近で上ヒゲが出ており、短期的には調整の下落が入る余地があります。飛び乗りは避け、しっかりとサポートまで引きつける必要があります。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
【メインシナリオ:ロング (押し目買い)】
- 狙い: 昨日ブレイクした「以前の抵抗帯(0.6575)」が、今度はサポートに変わる「ロールリバーサル」を狙います。4時間足トレンドラインの理論値もこの付近に上昇してきているため、根拠が重なるホットスポットです。
- エントリーゾーン:0.6575 ~ 0.6582
- (昨日のTPライン付近かつ、直近上昇波の38.2%押し水準)
- 損切り (SL):0.6560
- (1時間足レベルの直近安値の少し下。0.6570のトレンドラインを明確に割ったら撤退)
- 利確 (TP):0.6620
- (次の4時間足レジスタンス、およびN波動計算値)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 価格が 0.6575 – 0.6582 のゾーンまで下落するのを待つ。
- 同ゾーン到達後、5分足で以下のいずれかを確認してエントリー:
- 包み足 (Bullish Engulfing): 陰線を陽線が実体で包み込む。
- 下ヒゲピンバー: 明確な拒否反応。
- Wボトム: ネックライン越えでエントリー。
- ※指値ではなく、必ずプライスアクションを確認すること。
まとめ
- 全体観: ダウ理論的に明確な上昇トレンド。昨日のTP到達により、市場心理は強気に傾いています。
- 注意点: 本日は木曜日であり、NY時間の指標発表前後はボラティリティが拡大する可能性があります。また、0.6600という心理的節目での揉み合い(調整)が長引く可能性も考慮し、高値掴みだけは避けてください。
免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
