【2025/12/05】GBP/CHF 相場分析|強気トレンド継続とNFP前の「横横調整」シナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略:

  • 狙い: 上昇第3波の中の調整(Sub-wave 4)からの押し目買い。
  • エントリー: 1.0645 ~ 1.0655
  • 損切り: 1.0625

結果: 【 ノートレード(未約定) 】

  • 詳細:
    • 12/4のデータにおいて、市場は非常に強い買い意欲を示しました。
    • 早朝08:00の始値 1.0677 から、午前09:20に記録した 安値 1.0671 が当日の底となり、指定していたエントリーゾーン(1.0655以下)には あと 16 pips 届きませんでした。
    • その後、価格は欧州時間(14:40以降)に上昇を開始し、深夜には 1.0715 まで到達しています。
  • 相場観の振り返り:
    • 「深めの押し目」を待つ戦略自体はリスク管理として正しかったものの、市場構造(Market Structure)は想定以上に強気でした。
    • 1時間足の20EMAが機能し、価格を支える形となったため、今後は「浅い押し目」にも対応できるよう、直近のサポレジ転換(Roll Reversal)ライン をより重視する必要があります。

本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場センチメント)

  • 重要指標: 本日は 米国雇用統計(NFP) の発表日(12月第1金曜日)です。GBP/CHFに直接の関係はありませんが、全市場的なボラティリティのトリガーとなります。
  • 金利・センチメント:
    • スイス中銀(SNB): 政策金利は 0.00% で維持されており、ハト派姿勢が継続。これがCHF売り(キャリー取引的な動き)を支えています。
    • 市場心理: 今週の株高・リスクオンムードにより、安全資産であるCHFが売られ、リスク通貨であるGBPが買われやすい地合いが続いています。
  • 影響: NFP発表までは様子見ムードでボラティリティが低下する可能性がありますが、発表後の「リスクオン継続」または「巻き戻し」の初動には要注意です。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:【 上昇トレンド継続中 】
    • 明確な 高値更新(HH)安値切り上げ(HL) が続いています。
    • 特に昨日の上昇で、直近の戻り高値を実体でブレイクしており、上昇圧力が非常に強い状態です。
  • 重要スイング(Python解析値):
    • Major Swing High: 1.0715(現在値付近)
    • Major Swing Low: 1.0671(昨日の安値・強いサポート)
  • ラスト押し安値:1.0630 付近
    • ここを下抜けるまでは、いかなる下落も「調整」とみなし、ロング目線を固定します。
  • トレンドライン理論値:
    • 現在の上昇チャネル下限は、時間の経過とともに 1.0680 付近まで切り上がってきています。
  • エリオット波動の現在地:
    • 現在は 推進第3波の延長(Extension)、または 第5波の初動 と考えられます。
    • オシレーター(RSI等)でダイバージェンスが未確認であるため、まだトレンドの余地は残されています。
  • 流動性ゾーン:
    • 1.0720 の上には、逆張りショート勢の損切り(Buy Stops)が溜まっており、ここを一気に抜けると 1.0750 への真空地帯に入ります。

▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:
    • 昨夜の上昇後、現在は 1.0705 ~ 1.0715 の狭いレンジで推移しています。これはNFP前の典型的な「横横調整」です。
  • チャートパターン:
    • 5分足では アセンディングトライアングル(上昇三角保ち合い) のような形状を作っています。
    • 1.0700 を一時的に割り込む動きがあれば、そこは「騙し(Liquidity Grab)」となり、絶好の買い場になる可能性があります。
  • プライスアクション:
    • 下落してもすぐに下ヒゲで回収される動きが目立ち、買い圧力が依然として強いことを示唆しています。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

NFP前で動きにくい展開ですが、トレンドは明確な「上」です。昨日の反省を活かし、深い押し目を待ちすぎず、「浅い押し目」「ブレイクアウト」 の両面で構えます。

【メインシナリオ:ロング(トレンドフォロー)】

  • 狙い: 昨日のレジスタンスがサポートに転換する(ロールリバーサル)ポイントでの反発、または保ち合い上抜けを狙います。
  • エントリーゾーン:
    1. 押し目買い: 1.0675 ~ 1.0685(昨日の安値圏より少し上の、短期上昇トレンドライン付近)
    2. ブレイクアウト: 1.0720 確定実体抜け後のリテスト
  • 損切り (SL):1.0660
    • 理由: 昨日の安値(1.0671)を明確に割った場合、4時間足レベルでの調整(第4波)入りが確定するため、一度撤退します。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 1.0750(キリ番・心理的節目)
    • TP2: 1.0800(中期的なチャネル上限ターゲット)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  1. パターンA(押し目):
    • 価格が 1.0680 付近まで下落した際、5分足で「長い下ヒゲ」や「陽線の包み足」が出現したらエントリー。
  2. パターンB(ストップ狩り後の反転):
    • 東京・ロンドン時間の序盤に 1.0700 を一瞬割り込み、すぐにV字回復して 1.0705 以上に戻ってきた場合(ダマシ確認後)、成行でロング。

まとめ

  • 相場全体: GBP/CHFは非常に強い上昇トレンドにあります。昨日は押し目が浅く入る機会がありませんでしたが、これはトレンドの強さの証明です。
  • 注意点: 本日は22:30(冬時間)の 米国雇用統計(NFP) が最大の不確定要素です。発表直前はポジションを軽くするか、建値にSLを移動させてリスクを限定してください。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。