【2025/11/11】GBPCHF 相場分析|上昇トレンドの調整局面とエリオット第3波のシナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略:

  • メイン: 押し目買い(1.0585 – 1.0592)または ブレイク買い(1.0605実体確定後)。
  • ターゲット: 1.0620 / 1.0650
  • 損切り: 1.0560(ラスト押し安値割れ)

結果: 【 ポジション保有中(含み益〜建値圏) 】

  • 分析:
    • 昨日の市場は、ロンドン時間にかけて1.0605のレジスタンスを実体でブレイクしました。この時点で「ブレイク買い」のエントリーがトリガーされています。
    • その後の高値は1.0618(TP1の1.0620に2pips届かず)で、現在は1.0609付近で推移しています。
    • ダウ理論的視点: 4時間足のMajor Swing Low (1.0564) を割り込むことなく高値更新(HH)を果たしており、目線は依然として「上」です。利確には至っていませんが、トレンド定義が崩れていないため、ポジションは継続保有(または建値決済設定)が正解でした。

本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ(Google検索・市場情報)

  • 英中銀(BoE)政策金利: 11月の会合で政策金利は4.00%に据え置き決定。英国のインフレ率は依然として目標(2%)を上回る**3.4%**付近で推移しており、追加利下げには慎重な姿勢がポンドの下支えとなっています。
  • リスクセンチメント: スイスフラン(CHF)は安全資産としての需要が落ち着いており、金利差(GBP > CHF)を意識したキャリー需要が継続しやすい環境です。
  • ボラティリティ: 本日は大きな指標発表が予定されておらず、テクニカル(市場構造)に忠実な動きが予想されます。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Up Trend)
    • 明確な高値更新(HH: 1.0618)と安値切り上げ(HL)が継続中。
  • 重要スイング (Python解析):
    • Major Swing High: 1.0618 (直近高値)
    • Major Swing Low: 1.0564 (ラスト押し安値)
  • ラスト押し安値:1.0564
    • このラインを日足終値レベルで下抜けない限り、どれだけ下げても「調整(押し目)」と判断します。
  • トレンドライン:
    • 直近の安値を結んだ上昇トレンドラインの理論価格は、現在時刻で 1.0580付近 に位置しており、価格はこのラインの上で推移しています。
  • エリオット波動の現在地:
    • 現在は上昇推進波(Impulse)の 第3波 の中の「副次波(Sub-wave)iv」または「v」への移行期と考えられます。1.0620付近での揉み合いは、次の上昇に向けたエネルギー蓄積(Re-accumulation)の様相を呈しています。
  • 流動性ゾーン (Liquidity):
    • 1.0620 – 1.0625: ここに直近のショートカバー(Buy Stops)が溜まっており、ここを抜けると1.0650まで真空地帯となります。

解説: 4時間足は教科書的な上昇ダウを描いています。1.0564を守る限り、ショートは「逆張り」となります。現在は高値圏での保ち合いですが、これを「天井」と決めつける根拠(明確な安値更新)はまだありません。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:レンジ 〜 弱含み (Range / Minor Retracement)
    • 1時間足レベルでは高値(1.0618)をつけた後、1.0590 – 1.0615 のボックス圏を形成しています。
    • 直近では小規模な BOS (Break of Structure) が下方向に発生しかけていますが、これは大局の上昇に対する「調整波」の範囲内です。
  • チャートパターン:
    • 5分足で アセンディングトライアングル(上昇三角保ち合い) のような形状を作っていましたが、現在は下限ラインを試す動きです。
  • プライスアクション:
    • 1.0590 付近の Pivot Zone(前日のレジスタンスがサポートに転換した箇所)での反発挙動に注目です。ここで長い下ヒゲ(Pinbar)が出れば、再度上昇回帰の強いシグナルとなります。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

前日のポジションを保有している場合は、建値にSLを移動して1.0650を目指します。 新規、または追加エントリーの戦略は以下の通りです。

【メインシナリオ:ロング(押し目買い継続)】

  • 狙い: 4時間足の上昇トレンド継続と、1時間足レンジ下限からの反発狙い。エリオット第3波の延伸を捕捉する。
  • エントリーゾーン:1.0585 – 1.0595
    • トレンドラインと1時間足のPivotが重なるこのゾーンへの引きつけを最優先します。
  • 損切り (SL):1.0558
    • 根拠: ラスト押し安値(1.0564)のわずかに下。ここを割ると4時間足のトレンドが崩壊するため、撤退必須です。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 1.0618(直近高値・レンジ上限)
    • TP2: 1.0650(4時間足重要レジスタンス・心理的節目)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

価格が 1.0585 – 1.0595 のゾーンに到達した際、以下のいずれかを確認してエントリーします。

  1. 包み足 (Bullish Engulfing): 直前の陰線を実体で包み込む陽線の確定。
  2. 市場構造の転換 (m5 CHoCH): 5分足での戻り高値を上抜ける動き。
  3. ヒゲでの狩り: 一瞬1.0585を割り込んでから、急激にヒゲで戻して陽線化する動き(Liquidity Grab)。

まとめ

  • 相場全体: GBPCHFは4時間足で美しい上昇トレンドを継続中。1.0564を割らない限りは「買い目線」を固定します。
  • 注意点: 欧州時間(16:00〜)の初動で、レンジ下限(1.0585)を試す動きが出やすいです。早まった飛び乗りは避け、しっかりと引きつけてからプライスアクションを確認してください。
  • 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。