昨日のトレード結果検証
前回の戦略:
- ロング狙い: 0.6545 ~ 0.6550 ゾーンでの押し目買い。
- 損切り (SL): 0.6533 (1Hラスト押し安値割れ)
- 利確 (TP): 0.6565 (流動性ゾーン)
結果: 【 微益撤退 or 保有中 (TP未到達・SL回避) 】
詳細な振り返り:
- エントリー: 昨日の相場は、早朝に 0.6538 まで下落し、エントリーゾーン (0.6545-50) に到達しました。これによりロングポジションが構築されました。
- 攻防: その後、ロンドン・ニューヨーク時間にかけて価格は上昇し、高値 0.65637 (日本時間 22:15付近) を記録しました。
- 判定: 目標としていた 0.6565 にわずか 1.3 pips 届かず反落しました。一方で、安値は 0.6538 で止まったため、SL (0.6533) にはヒットしていません。
- 反省点: 流動性ゾーン (0.6565) の手前には、売り注文の厚い壁が存在しました。「TPをゾーンの数pips手前に置く」というリスク管理を徹底していれば利確できていた局面です。現在は 0.6542 付近で推移しており、建値付近での攻防となっています。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索・最新情報)
- RBA (豪中銀) のスタンス: 次回 12月9日 の政策金利発表を控え、市場は神経質になっています。10月のCPI (消費者物価指数) が 3.8% (前月3.6%から上昇) となり、市場が期待していた「クリスマス前の利下げ」観測はほぼ消滅しました。
- 金利差要因: RBAは「タカ派的な据え置き (Higher for Longer)」を余儀なくされる状況です。一方で米ドルは、今週末のNFP (雇用統計) を控え、FRBのハト派発言が上値を抑えています。
- 影響: 金利差の観点からは AUD買い/USD売り の圧力が底流にあり、下値の堅い展開が予想されます。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Up Trend)
- 4時間足レベルでは、11月20日の安値 0.6449 を底に、明確な上昇波を描いています。
- Swing High (高値): 0.6523 (11/26) → 0.6563 (12/1) と切り上げ。
- Swing Low (安値): 0.6453 (11/21) → 0.6531 (11/28) と切り上げ。
- 重要スイング & ラスト押し安値:
- 現在の上昇トレンドを支える「ラスト押し安値」は 0.6531 (先週金曜の安値圏) です。ここを実体で割らない限り、大局は「買い目線」固定です。
- トレンドライン理論値:
- 直近の安値 (0.6449 – 0.6531) を結んだ上昇トレンドラインを引くと、現在の理論的なサポート価格は 0.6535付近 に位置しています。価格はこのラインにタッチし、反発の機会をうかがっています。
- エリオット波動の現在地:
- 現在は、第3波 (推進波) 内部の副次波、あるいは第3波完了後の 第4波 (調整波) の最中に見えます。0.6563 からの調整が浅く済めば、次は第5波として 0.6600 を目指す展開が濃厚です。
- 流動性ゾーン:
- 上: 直近高値 0.6565 より上には、ショート勢のストップロス (Buy Stops) が大量に溜まっています。
- 下: 0.6530 を割ると、ロング勢の逃げ (Sell Stops) が発動し、一時的に深押しする可能性があります。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造:
- 昨日の高値 0.6563 をつけてから、短期的には高値・安値を切り下げる 下降トレンド (Correction) に入っています。
- 現在、0.6540 – 0.6550 のレンジで揉み合っており、次の方向感を模索中です。
- プライスアクション:
- 0.6538 (昨日の安値) 付近での下ヒゲが確認されており、買い圧力が一定数存在することを示唆しています。
- ここから 5分足レベルで BOS (Break of Structure) を起こし、直近の戻り高値 (0.6548付近) を超えれば、調整終了の合図となります。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
RBAのタカ派観測と4時間足の上昇構造を背景に、基本は 「押し目買い」 を継続します。ただし、調整が長引く可能性(複合修正波)も考慮し、引きつけてエントリーします。
【メインシナリオ:ロング (調整完了からの再上昇)】
- 狙い: 4時間足トレンドラインおよびラスト押し安値 (0.6531) を背に、第5波の上昇を狙います。
- エントリーゾーン:0.6535 ~ 0.6542
- 昨日の安値付近およびトレンドライン接触域まで引きつけます。
- 損切り (SL):0.6528
- ラスト押し安値 (0.6531) を明確に下抜け、かつ 0.6530 の心理的節目を割った場所に設定します。
- 利確 (TP):
- TP1: 0.6563 (直近高値・昨日の未達ポイント)
- TP2: 0.6580 (4時間足チャネル上限ターゲット)
【サブシナリオ:ショート (構造崩壊・短期転換)】
- 状況: もし 0.6530 を実体で明確に割り込んだ場合。4時間足の調整が深くなり、0.6490 (200SMA付近) を目指す展開にシフトします。
- 狙い: ラスト押し安値ブレイク後の「戻り売り」。
- エントリー: 0.6530 ブレイク → 0.6535 へのリテスト確認後。
- 利確 (TP): 0.6500 (ラウンドナンバー)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 価格が 0.6535 ~ 0.6540 ゾーンに到達。
- 5分足で「長い下ヒゲ」または「陽線の包み足」を確認。
- さらに確度を高めるなら、RSIが30以下からの復帰や、MACDのゴールデンクロスといったオシレーターの反転シグナルを補助的に使用する。
まとめ
- 全体観: ダウ理論的には 「日足レンジ・4時間上昇・1時間調整」 の局面です。12/9のRBA会合まではAUDの下値は堅いと見ていますが、0.6560台の重さを突破できるかが今日の焦点です。
- 注意点: 欧州・NY時間の初動で、上下のストップ狩り(0.6565上の狩り、または0.6530下の狩り)が発生しやすい構造です。飛び乗りは避け、ラインでのプライスアクションをじっくり待ってください。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
