昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 4時間足・1時間足の上昇トレンド継続を根拠に、1.0538~1.0542のゾーンからのロングエントリーを計画。損切り(SL)はラスト押し安値 1.05325 の外側 1.0530、利確(TP)は次の流動性ゾーンを超えた 1.0560 を目標としました。
結果: 【 勝ち (利確 TP) 】
エントリーゾーン(1.0538 $\sim$ 1.0542)に価格が到達した後、目標利確価格 1.0560 に到達し、**勝ち(利確 TP)**と判定されました。
前回の戦略成功の要因は、4時間足の上昇トレンド継続(HH/HL)という大局の事実を最優先し、ラスト押し安値 1.05040、短期の1時間足押し安値 1.05325 を**明確な「背骨」(トレンドの基準ライン)**として設定できた点にあります。
- 目線固定の正当性: 4時間足は押し安値 1.05040 を一度も割っておらず、ダウ理論上の目線は一貫してロングでした。短期的な調整(押し)が入った際も、この大局の目線を崩さなかったことが、その後の強い上昇に乗る鍵となりました。
- エントリータイミングの分析: 5分足では、エントリーゾーン近辺(1.0538 付近)から反発し、短期レジスタンス 1.0542 をブレイクした後に勢いよく上昇しました。この動きは、短期トレーダーの**買い方勢力による「押し目買い」が機能し、トレンド継続のためのBOS(Break of Structure)**を発生させたことを示しています。損切り 1.0530 の設定が、短期的なノイズによるストップ狩りを避ける適切な位置だったと言えます。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索の結果)
- スイスフラン(CHF):直近では安全資産としての需要が持続しているものの、スイス国立銀行(SNB)が政策金利を0%で維持する見込みが市場で優勢であり、金利面での積極的な上昇材料は限られています。
- ポンド(GBP):GBPの金利動向について大きな新しい材料は見当たりませんが、CHFの金利が極めて低水準にあるため、相対的な金利差はキャリートレードの観点からGBPに追い風となる可能性があります。
- 影響: 本日は大きな重要指標の発表は見当たりませんが、週明けということもあり、突発的な地政学リスクや世界的な経済不安ニュースが出た場合、安全資産としてのCHFが買われる(GBP/CHFが下落する)ボラティリティには注意が必要です。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定: 上昇トレンド継続中 – HH/HL 更新
- 重要スイング:
- 直近 Major Swing High (4H): 1.05923(2025/11/22 04:15)
- 直近 Major Swing Low (4H): 1.05040(2025/11/19 19:00)
- ラスト押し安値 / 戻り高値: 1.05040(ラスト押し安値) / 1.05923(ラスト戻り高値)
- トレンドライン理論値: 現在付近は 1.05831 に位置
- エリオット波動の現在地: 安値 1.04729 からの強い上昇は、第5波への突入局面にある可能性が高いです。直近高値 1.05923 をブレイクすれば、エリオット波動の最終波である第5波の伸びが期待できる状況です。
- 流動性ゾーン:
- 上: 直近高値 1.05923 の少し上 1.05973(買い方のストップ(Buy Stops)溜まり)
- 下: 1時間足のラスト押し安値 1.05206 の少し下 1.05156(売り方のストップ(Sell Stops)溜まり)
4時間足の流れの物語:
4時間足は、ラスト押し安値 1.05040 を堅く守りながら高値更新(HH)を続けており、明確な上昇トレンドが優勢です。現在価格 1.05908 は、Major Swing Low 群から算出された上昇トレンドラインの理論値 1.05831 よりも上に位置しており、トレンドの勢いが強いことを示しています。読者は「GBP/CHFは大きな波の終盤(第5波)に向かっており、押し安値 1.05040 を割らない限りは買いを考える局面にある」とイメージできます。
1時間足の流れの物語:
1時間足も上昇トレンド継続中(ラスト押し安値 1.05206)であり、4時間足の大局と方向性は一致しています。しかし、直近高値 1.05923 の手前で価格が足踏みしており、1.0590 台後半での短期的な売り圧力(抵抗)と、トレンドフォローの買い圧力が拮抗しているレンジの過渡期にあることが分かります。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造: 直近高値 1.05923 を起点とした短期レンジを形成中です。高値を切り下げ、安値を切り上げる三角保ち合いのような形にも見えますが、明確な方向性は出ていません。
- チャートパターン: 短期足では、1.05923 を天井とするダブルトップ形成の予兆も見られますが、レンジの下限を明確に割るまでは転換と判断できません。
- プライスアクション:
- 1.0590 付近では、上ヒゲが目立つローソク足が多く出現しており、上昇の勢いが一時的に弱まっていることを示唆しています。これは、直近高値 1.05923 の上に溜まっている流動性ゾーン 1.05973 を前にした利食いの売り、あるいは新規の逆張りショート勢の参入を示しています。
- 価格帯 1.0585 〜 1.0592 の狭いレンジ内での攻防が続いており、このレンジをどちらに抜けるかが、短期的な BOS(ブレイク) または CHoCH(転換) の判断基準となります。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
【メインシナリオ:ロング】
- 狙い: ダウ理論(4H上昇トレンド継続)を最大の根拠とし、エリオット波動第5波の本格的な伸びを狙います。短期足のレンジを上抜け、1.05923 の高値をブレイクすることで、次の流動性ゾーン 1.05973 を巻き込み、力強い上昇へ移行するシナリオを想定します。
- エントリーゾーン:1.0598 ~ 1.0605
- 根拠: 直近高値 1.05923 をブレイクし、Buy Stops 1.05973 のゾーンを明確に上抜けた後の、トレンド継続への確信を得られる価格帯を狙います。
- 損切り (SL):1.0590
- 根拠: 直近 Major Swing High 1.05923 のすぐ下に設定。このSLがヒットした場合は、ブレイクアウトがダマシで終わり、短期的な売り圧力が高まったと判断します。
- 利確 (TP):1.0650
- 根拠: 第5波が伸びた場合の目標値、および次のキリの良い心理的節目。
【短期足のエントリートリガー (5m)】
慎重かつ高精度なエントリーのために、以下の条件を監視します。
- 価格が直近高値 1.05923 と流動性ゾーン 1.05973 を実体で力強く上抜け(短期の BOS)。
- 上抜け後、1.05923 ~ 1.0598 のゾーンへプルバック(リテスト)が入るのを待つ。
- リテスト後の5分足で、下ヒゲを伴う反発や**強い陽線(包み足)**などの明確なプライスアクションを確認してからエントリー。
まとめ
- GBP/CHFは、4時間足ラスト押し安値 1.05040 を背骨とした上昇トレンドの最中にあり、大局は買い目線です。
- 現在は直近高値 1.05923 付近での短期的なレンジ攻防であり、この高値をブレイクすれば、エリオット波動第5波としてさらなる上昇が期待できます。
- 本日の戦略は、高値ブレイクアウト後のプルバックを狙う、トレンドフォローのロングです。
- 注意すべき時間帯・指標・ボラティリティ要因: 週明けはボラティリティが高まりやすいため、特にロンドン時間以降の流動性ゾーンへのアタックには注意が必要です。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
