昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 4時間足のラスト戻り高値 2.03473 を上抜いた後のサポート転換(リテスト)を待ち、2.03350 ~ 2.03480 でロングエントリーを狙う。損切りは直近押し安値の外側 2.03050。
結果: 【 ノートレード(エントリー未執行)】
昨日の値動きは、エントリーゾーン 2.03350 に到達することなく、直近の1時間足の高値 2.03072 付近で反転し、下降の圧力が強い一日となりました。
- 目線固定の反省点: 4時間足が明確なトレンドではなくレンジ(ラスト押し安値 2.02628 〜 ラスト戻り高値 2.03078)であるにも関わらず、ロングシナリオに固執したことが、機会損失と目線の遅れを招きました。
- 目線切り替えの基準点: 1時間足では、高値 2.03072 をつけた後、中間値 2.02853 を明確に割り込みました。この時点で短期的な下降転換(CHoCH)が成立しており、最低でもロング目線をフラットに戻す必要がありました。
- 適切な戦略: レンジの上限付近(2.03078)をバックに、下限(2.02628)へのショートを狙うのが、ダウ理論と市場構造に則った適切な判断でした。高値更新失敗のプライスアクションを確認した後に、中間値へのリテストでエントリーするのが理想的な戦略でした。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索の結果)
- 米国感謝祭(サンクスギビング): 本日2025年11月27日(木)は米国市場が休場、翌28日(金)は短縮取引となるため、市場全体の流動性が極端に低下します。
- ボラティリティへの影響: GBP/AUDに関しても、ドルストレートを含めた他の通貨ペアからの連動性が低下し、ボラティリティが低下しやすい傾向にあります。テクニカルなラインが機能しやすくなる一方、突発的な薄商いによる急変動(ストップ狩りなど)にも注意が必要です。
- 豪ドル/ポンド固有の指標: 本日は豪州・英国ともに、ボラティリティに直接影響を与えるような重要経済指標の発表は確認されていません。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定: レンジ継続中 – 4Hのラスト戻り高値 2.03078 と ラスト押し安値 2.02628 の間で推移しています。
- 重要スイング:
- 直近Major Swing High: 2.03078 (2025-11-25 11:00:00)
- 直近Major Swing Low: 2.02628 (2025-11-25 07:00:00)
- ラスト押し安値 / 戻り高値: 2.02628 / 2.03078
- トレンドライン理論値: 現在付近は 2.02980 に位置
- エリオット波動の現在地: 4時間足の大局は、上昇5波完了後の調整波(A波-B波-C波)の中にあると見ています。現在の価格帯は、安値を試しに行く調整B波の終盤、あるいはすでにC波に入り、レンジ下限 2.02628 を試す動きにあると判断できます。
- 流動性ゾーン:
- 上: 直近高値 2.03078 の上に Buy Stops (2.03100 ~ 2.03150) が溜まりやすい。
- 下: ラスト押し安値 2.02628 の下に Sell Stops (2.02550 ~ 2.02600) が溜まりやすい。
(大局と中期の流れのストーリー)
4時間足は、明確なトレンドを持たないレンジ相場が継続しており、主要な攻防ラインは 2.03078 と 2.02628 の間に限定されています。価格は現在、レンジ中央付近である中間値 2.02853 より下で推移しており、レンジ下限を試す動きが優勢です。
1時間足に目を転じると、直近高値 2.03072 を起点とした下降構造が形成されており、LH/LL の並びが確認できます。この下降構造は、4時間足のレンジ下限 2.02628 への下落圧力として作用しているため、短期・中期ともにショート目線が優位な状況です。
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造: 15分足では、2.03072 を高値とする下降トレンドが継続しており、直近の戻り高値(LH)を切り下げながら LL を更新している状態です(BOS: Break of Structure)。
- チャートパターン: 5分足では、2.03072 からの下降で、安値をほぼ水平に、高値を切り下げるディセンディングトライアングルのような形状を形成する兆しが見られます。
- プライスアクション: 直近のサポートレベルである 2.02700 付近では、ヒゲの長い下ヒゲを連発しており、ショート勢の利益確定や新規ロング勢による一時的な反発が見受けられます。しかし、中間値 2.02853 までの戻りが浅い場合は、下降のエネルギーが強いと判断できます。
流動性ゾーンの下 2.02550 ~ 2.02600 に溜まった Sell Stops を狙うための、最終的な安値試しの動きに入っている可能性が高いです。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
流動性ゾーン(Sell Stops)をターゲットにした下降トレンドフォローをメインシナリオとします。感謝祭で流動性が低い点に注意し、短期的なCHoCH(転換)は見送ります。
【メインシナリオ:ショート (戻り売り)】
- 狙い: 4時間足のレンジ上限(2.03078)を背に、1時間足・15分足で優勢な下降トレンドの継続を狙います。ターゲットは、レンジ下限 2.02628 の下の流動性ゾーン(Sell Stops)とします。
- エントリーゾーン:2.02850 ~ 2.02950
- (理由:1Hの中間値 2.02853 と、直近の15分足の戻り高値(LH)を背にした優位性の高いエリア)
- 損切り (SL):2.03100
- (理由:4Hのラスト戻り高値 2.03078 の少し外側、かつBuy Stopsゾーン 2.03100~ の直下に設定。ここを超えるとレンジ上限をブレイクし、目線がフラットに変わるため。)
- 利確 (TP):2.02600
- (理由:4Hのラスト押し安値 2.02628 のすぐ下に設定された Sell Stops を刈り取る動きを利確のターゲットとします。)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
メインシナリオ(ショート)の場合:
- 価格がエントリーゾーン 2.02850 ~ 2.02950 に到達する。
- ゾーン内、またはゾーンの上限付近で、強い売りのプライスアクション(上ヒゲの長いピンバー、大陰線、または包み足)を確認する。
- 5分足で、直近の押し安値を実体で割り込む(BOSの継続)動きを確認し、その後の戻りを待たずにエントリー、または2.02853へのリテストで反発を確認してエントリー。
まとめ
- 本日の相場全体のまとめ: GBPAUDは4時間足で 2.03078 と 2.02628 の間のレンジ相場が続いていますが、1時間足以下の短期・中期的な市場構造は下降トレンドが優勢であり、レンジ下限 2.02628 を試す動きがメインシナリオとなります。
- 注意すべき時間帯・要因: 本日は米国感謝祭による流動性の低下に警戒が必要です。予想外の急変動(ストップ狩り)が発生しやすい環境のため、ロット管理を徹底し、損切りを厳守することが重要です。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
