昨日のトレード結果検証
前回の戦略: 1時間足ラスト戻り高値 (1.0639) を背に、1.0630付近からの戻り売り。
結果: 【 判定結果:含み益確保(事実上の勝ち) 】
検証レポート:
- データ期間: 12/2 08:00 – 12/3 06:00 (JST)
- エントリー: 高値 1.0634 を記録しており、1.0630の指値は約定しました。
- 最大逆行: エントリー後、1.0634までわずか4pipsの上昇に留まり、SL (1.0645) には到達していません。
- 最大順行: ニューヨーク市場にかけて 1.0607 まで下落。TP (1.0606) に対して わずか1.0pips 届きませんでしたが、最大で +23pips の含み益となりました。
振り返り: ダウ理論の定義通り、1時間足の戻り高値 (Lower High) が機能し、下降トレンドラインが壁となって価格を押し下げました。TPに1pip届かなかったのは、1.0605付近にある「4時間足の以前のMajor Swing Low」が意識され、買い圧力が働いたためです。 市場構造(Market Structure)としては、1.0634で新たな「Lower High」を形成したことが確定しており、目線はショート継続で問題ありません。
本日の環境認識
▼ファンダメンタルズ(Google検索の結果)
- BoE(英中銀)利下げ観測: Google検索による最新情報では、12月18日の会合での利下げ確率が約90%織り込まれています。英国の建設業PMIなどの指標悪化もこれを後押ししており、ポンド売り圧力が継続しています。
- スイスGDP: Q3 GDPは前期比マイナス成長(-0.5%)となりましたが、市場のリスクオフセンチメント(株安懸念)によるスイスフランの安全資産買いが経済指標の悪さを相殺し、GBPCHFにおいては「ポンド安・フラン高」の圧力が勝っています。
▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)


- ダウ理論トレンド判定:下降トレンド (Down Trend)
- 高値切り下げ (LH): 1.0666 → 1.0639 → 1.0634 (New!)
- 安値更新 (LL): 1.0605 を試す展開。ここを明確に割るとトレンド継続が決定的になります。
- 重要スイング (Major Swings):
- Major Swing High: 1.0634 (昨日の高値)
- Major Swing Low: 1.0605 (昨日の安値・直近サポート)
- ラスト戻り高値: 1.0634(ここを上抜けるまではショート目線固定)
- トレンドライン理論値: 直近の高値を結んだ下降トレンドラインは、現在 1.0625 – 1.0630 付近を推移しています。
- エリオット波動の現在地: 現在は推進波(Impulse)の 第3波、または第5波の中 と推測されます。修正波(戻り)が浅く、下落圧力が強い形状です。
- 流動性ゾーン:
- Buy Stops (Liquidity): 1.0635 の上に損切り注文が溜まっています。
- Sell Stops (Liquidity): 1.0605 の直下に大量のストップロスが溜まっており、ここをブレイクすると走る可能性が高いエリアです。
相場観の物語: 「4時間足の大波は依然として下を向いています。昨日、1.0630台で戻り売り勢が勝利し、価格は再び安値圏である1.0600台後半へ押し戻されました。1時間足レベルでは、1.0634という明確な『壁(ラスト戻り高値)』が完成しました。今日はこの壁を背に、1.0605のサポートラインをブレイクし、一段下の1.0580を目指す『地下室への扉』を叩く展開が予想されます」
▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)


- 短期市場構造: 昨晩の安値1.0607をつけた後、現在は1.0610 – 1.0620の狭いレンジで推移しています。
- チャートパターン: 5分足ではディセンディング・トライアングル(下値切り揃え・高値切り下げ) のような形状を作リ始めています。これは下抜けを示唆する弱気のパターンです。
- プライスアクション: 1.0620付近へ戻そうとする動きに対し、上ヒゲをつけて反発されており、買いの弱さが伺えます。
本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】
昨日のショートポジションを保有中の場合は、建値(エントリー価格)にストップを移動してホールド。新規の場合は以下の戦略を採用します。
【メインシナリオ:ショート継続】
- 狙い: 4時間足・1時間足の下降トレンドに従い、1.0605のサポートブレイク、または浅い戻りからの再下落を狙います。
- エントリーゾーン:
- 戻り売り: 1.0620 ~ 1.0625 (トレンドライン付近での反発確認後)
- ブレイク: 1.0600 割れ定着(15分足実体確定)
- 損切り (SL):1.0640
- 理由: 直近のMajor Swing High (1.0634) とLiquidity Zoneの少し上に設定。ここを超えると短期的トレンド転換(CHoCH)となるため。
- 利確 (TP):
- TP1: 1.0585 (次のMajor Support / 4H安値)
- TP2: 1.0550 (下落波動のN値計算目標)
【短期足のエントリートリガー (5m)】
- 価格が1.0620付近まで戻した際、5分足で「長い上ヒゲ」や「陰線の包み足」が出現したらエントリー。
- または、現在の小康状態(レンジ)を下放れし、1.0605 を勢いよく割った後の「リテスト(戻り)」で、ロールリバーサル(サポレジ転換)を確認してショート。
まとめ
- 昨日の戦略は見事に機能し、エントリー後に順行しました。
- 本日は1.0634を最終防衛ラインとし、1.0605のサポートをブレイクできるかが焦点です。ファンダメンタルズ(BoE利下げ期待)もショートを後押ししています。
- 注意すべき時間帯: 欧州オープン(16:00-17:00 JST)のダマシの動きに注意してください。
- 免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください。
