【2025/11/26】XAUUSD(ゴールド) 相場分析|PCE延期と感謝祭前の「高値へのドリフト」シナリオ

昨日のトレード結果検証

前回の戦略: 1時間足の調整終了狙い。4098-4105ドルでの押し目買い。

結果: 【 ノートレード(Entry Missed) 】

NYセッション中の最安値は 4113.93ドル(11/25 18:00台)でした。 こちらの指値注文エリア(4098-4105ドル)には約8ドル届かず、エントリーはトリガーされませんでした。 その後、価格は市場構造(Market Structure)に従い、ダウ理論上の安値を切り上げたまますぐに上昇トレンドへ回帰。今朝(11/26)にかけて 4136ドル付近まで続伸しています。 「押し目が浅すぎる」という典型的な強いトレンド相場の特徴が出ており、無理に追わなかったことで損失は回避しましたが、機会損失となりました。


本日の環境認識

▼ファンダメンタルズ

  • 重要ニュース:PCEデフレーターの発表延期 当初本日予定されていたPCEデフレーター(米個人消費支出)の発表が12月5日に延期されたとの報道があります(米政府機関閉鎖の影響等によるスケジュール変更)。これにより、本日最大の懸念材料が消滅しました。
  • 利下げ期待の急上昇 昨日の米経済指標(小売売上高や消費者信頼感指数)が予想を下回ったことで、12月のFOMCでの利下げ確率は 80%超 まで急騰しています。これがドル売り・ゴールド買いの主因です。
  • 感謝祭(Thanksgiving)前の流動性 明日11/27(木)は米国の感謝祭で休場となります。本日はその前日(Pre-Holiday)であり、NY時間の午後から流動性が急激に低下します。歴史的に「感謝祭前は株高・ゴールド高」のアノマリーがありますが、同時に「手仕舞いによる急反落」のリスクもはらんでいます。

▼4時間足・1時間足の分析(大局と中期の流れ)

  • ダウ理論トレンド判定:上昇トレンド (Strong Bullish)
    • 4H足・1H足ともに、明確な HH (Higher High) / HL (Higher Low) のサイクルを継続しています。
  • 重要スイング:
    • Major Swing High: 4160-4170ドル付近(現在トライ中)
    • Major Swing Low (1H): 4113.93ドル(昨日の安値)
  • ラスト押し安値:4113.93 (1H) / 4062.88 (4H)
    • ここを割らない限り、ショート目線への切り替えは時期尚早です。
  • トレンドライン理論値:
    • Pythonの線形回帰分析によると、直近の上昇トレンドライン(サポート)は現在 4130-4135ドル 付近を推移しています。価格はこのラインの上側を綺麗に走っており、モメンタムは依然として「買い」を示唆しています。
  • エリオット波動の現在地:第3波(または5波)の延長
    • 4100ドルブレイク以降の波は非常に鋭角であり、推進波(Impulse)の真っ只中です。ただし、オシレーター(RSI)などは高値圏にあり、いつ調整波(Correction)が入ってもおかしくない状況です。
  • 流動性ゾーン:
    • 上値: 4170-4180ドル付近に、逆張り勢のストップロス(Buy Stops)が溜まっている可能性があります。
    • 下値: 4130ドル(トレンドライン)、および4113ドル(昨日安値)の下にSell Stopsが確認されます。

(状況のイメージ) 4時間足という大きな地図で見ると、ゴールドは「青信号の高速道路」を走っている状態です。昨日の浅い押し目(4113ドル)が強力なサポートとして機能し、そこを踏み台にして高値を更新し続けています。1時間足レベルでもブレーキの兆候は見られませんが、明日の祝日を前に「利益確定売り」という一時的な渋滞が発生する可能性があります。


▼15分足・5分足の分析(短期の攻防とエントリートリガー)

  • 短期市場構造:BOS (Break of Structure) 継続中
    • 5分足では、小さな調整(Flag Pattern)を作っては上抜ける動きを繰り返しています。
  • チャートパターン:上昇フラッグ / ペナント
    • 現在、4160付近の高値圏で揉み合っており、エネルギーを溜めている形状です。
  • プライスアクション:
    • 下ヒゲの長いローソク足が頻発しており、下がればすぐに買いが入る「押し目買い意欲」の強さがチャートから読み取れます。

本日のトレード戦略【自信度:★★★☆☆】

前回の反省(押し目が浅くて買えなかった)を活かし、本日は**「サポートラインの引き上げ」**を行います。ただし、感謝祭前の手仕舞いに巻き込まれないよう、利確は早めに行う「ヒット&アウェイ」を基本とします。

【メインシナリオ:ロング(浅めの押し目買い)】

  • 狙い: 上昇トレンドライン(4135付近)へのリテスト、または直近のサポレジ転換ラインでの反発狙い。PCE延期による安心感と利下げ期待を背景に、NY序盤までの上昇を取りに行く。
  • エントリーゾーン:4135.00 ~ 4142.00
    • 昨日の高値圏であり、今のサポートとして機能しやすい価格帯。
  • 損切り (SL):4128.00
    • Python算出のトレンドラインおよび15分足の直近安値を実体で割ったら撤退。
  • 利確 (TP):
    • TP1: 4165.00 (直近高値付近)
    • TP2: 4180.00 (フィボナッチ拡張ターゲット)

【短期足のエントリートリガー (5m)】

  • エントリーゾーン(4135-4142)まで下落してきた際、5分足で**「陽線の包み足」または「長い下ヒゲ」**を確認してエントリー。
  • あるいは、現在の高値持ち合い(4160付近)を明確に実体でブレイクした後、そのラインへの**ロールリバーサル(4160への試し)**を確認してからの追随買い(飛び乗り厳禁)。

まとめ

  • 全体観: ファンダメンタルズ(利下げ期待・PCE延期)とテクニカル(ダウ理論上昇トレンド)が完全に一致しており、目線は**「ロング一択」**です。
  • 注意点: 明日が米国感謝祭のため、本日のNY時間後半(日本時間深夜2時以降)は流動性が枯渇し、スプレッド拡大や予期せぬ乱高下が起きる可能性があります。ポジションは日付が変わる前、遅くともロンドンフィックス(AM1:00)頃までには閉じることを推奨します。

免責事項: 本記事は投資助言ではありません。トレードはすべて自己責任で行ってください